鎌倉江ノ島は毎年必ず行っている。
そして、何年前からか、ほぼ同じコースというか同じ店同じ観光地ばかり行くようになった。
特に店に関しては、どうにも魅力的な店がいくつかあり、そこを外せないのだ。
もう一つ、毎年死守していることといえば、誰か美しい女性と行くという点。
なぜって、鎌倉くんだりまで行って、被写体がアレだとアレだから。
せめてもの救いとしては、失敗だ、とか言っても何とも思わない、良くも悪くも諸々の意味で鈍磨した人だったこと。気は楽だ。
Go toなんたらで、猫も杓子もわらわらと集まっているかと思った休日の鎌倉、意外にもこれ。
とりあえず鎌倉駅スタートで、小町通りをぷらぷらし、寺でむんむんと浅ましい願いをし、駅の反対側へ。
目当てはもちろん…
そう、僕が鎌倉に来るたび訪れる名店、ブンブン紅茶店。
紅茶にとんでもなくこだわっている店主と奥様が切り盛り。
空間も紅茶も、何よりカレーやケーキなどのフードのクオリティが半端ない。
ここのチキンカレーは、丸ごとチキンが乗っており、フォークとナイフで食べるよう促されるのだが、こいつ…(おっと、曲がりなりにも友人にこいつとか言ってしまった)…店の方の言葉を額面以上に受け取り、序盤からゴリゴリとノコギリのようにチキンをスーパー細分化しやがった。
僕は迷い迷って、スコーン。
まぁ好きにすればいいのだ。
今日僕は1人で鎌倉に来ている。
半分にナイフを入れて…。
ブンブン名物、スノーフレークケーキ。
配置がおかしいように見えるが、こういうものだ。
メレンゲがふわふわ。
こちらも、なぜかフォークでほぐして食べるように勧められるのだが、いつももったいないなぁと思ってしまう。
だが、狭い店内、厨房もすぐそこで、なんとなく指示を無視して食べることは憚られるため、試したことはない。
そして、僕が長年愛してやまない江ノ島ゆるキャラ、えのんもこの通り。
そしてこちらも想定外に空いていた江ノ島。
やー、いいね、これだよ、これ。
そして店主御夫婦の人柄が垣間見れる、あまりにも愛らしいこれ。
写真許可を求めると奥様
「茶葉を入れる袋で作ったんですよ。よければ作ってみてください。」
我が子たちにも作ってあげよう。
現在、鋭意作成中である。
えのんでさえマスクしてるんだから、公共の場では皆様マスクしてね、後生だから。
どんな夏ソングが新たに生まれようとも、やっぱりサザンでありチューブでありサザンだよ。
以前、サザンといえば東京victoryくらいしか知らない友人に「愛の言霊」を聴かせたら、「えー、おしゃれなカフェで流れてそうだね」と言われて、なんだかとても侘しい気持ちになり、そうだネ、と笑ってイヤホンを戻した。
続く。