何度も載せているし、多分最も頻繁に利用している…というかお世話になっておりますなホテル。キャピトルホテル東急。お世話になってますと言っても、宿泊はおろか日本料理やバーの利用もなく、専らラウンジORIGAMIしか利用したことはない。が、多いときは月3回くらい足を運んでいる。
そろそろまたORIGAMIの写真が溜まってきたので消化すべく載せる。
綺麗な綺麗なレアチーズケーキと、バニラの紅茶。ついてくるのはフレッシュではなく、ちゃんと牛乳。それもあったかいの。
稀に激混みのこともあるが、だいたいこんな感じ。皆さん来ないでね。せいぜいヒルトンのマーブルラウンジで夢かわいくクレヨンカラーのケーキを食べ放題するがいいさ。
冬のいちごと並んでORIGAMIパフェベスト3に入るのが桃のパフェなのだが、なんと今年はやめてしまったそう。
理由を問うて驚いた。昨年出した際、桃の品質がパフェとして出すにはいまいちだったそう。
ショートケーキにはできるけどパフェの大きさ桃そのまま感には耐えられないということだろうか。
ショートケーキの桃は、十分みずみずしく甘くて美味しかった。
別日。ベイクドチーズケーキ。
上のレアチーズと異なり、もう濃ゆくてみっちりでフォークがなかなか刺さらないほど。そして端っこのザクっザクがたまらない。比べるまでもないが、業務用タルト生地ではないことは一目一口で明瞭。
そしてORIGAMI歴10数年にして初物!
ちなみに昨夏の僕は2ヶ月半ほぼ丸々東京を離れて夢のような生活を謳歌していたため、桃パフェにありつけなかった。だから、振り返り品質ジャッジができない。
だが、ふと思い出した。とある友人に、僕の目と舌の代わりに味わい写真とレポを送るよう依頼したのだ。
その友人は、己の持つ語彙という語彙を集結させて美味さをレポしていた。
昨年の桃の不作、桃パフェ終了のお知らせをその友人に告げてみた。
「え…私、確かにみずみずしく美味しいと思ったけどな…」
僕「じゃあ、キャピトルクオリティが凄すぎるんだな。それか君がバカ舌か。」
…真面目な友人、こんなゴミ屑返しにも怒ることなく真剣に考察し始めてしまった。ごめんよ、ごめんよ。
僕がORIGAMIに行く時は夜、というか基本行動が夜。日によって残っているケーキが異なり、季節によっても異なり、それがまた楽しみ。
萬幻豚のカツサンドとかぼちゃのスープ。
まずかぼちゃスープ。
僕はかぼちゃやコーンのポタージュが大好きで、あれば必ず頼む。
そしてORIGAMIのスープということで期待したが、超えに超えてきた。
掴んでびっくりした。食パンが綿菓子のようにふわんふわんなのだ。巷の高級食パンとはまた違う、儚く消えてしまいそうなくらいの柔らかさ。
ペロリだった。
ここは好みの問題なのだが、僕は揚げ物全般パン全般、ガリッガリが好きなので、カツも衣がザクっと音を鳴らすほどガリガリしていて欲しかった。なんならパンもトーストしてザクザクしていたらなお良かった。
ほんのりピンクのレア感あるカツサンド、やー豚の品質からしたら圧倒的にトップオブなのだが、個人的には銀座サンド(新地サンド)や歌舞伎町のNew York witchesに軍配が上がる(僕こそバカ舌か?)。
ついの最近、友人と利用したばかりだったのに…。時短営業の増える昨今、つるとんたんと並んで深夜族の心強い味方だったのに。
24時間オープン、コーヒーは本格的、パンは京都のルプチメックの美味しいパン、しかも、インソムニアというホテルのカフェなので、トイレも綺麗と、いいことづくしだった。
そしてハマりもの。
なお、コスパという言葉はあまり好きではないので、3000円のカツサンドだから旨くて当然だとは思っていない。
スーパーで量産されているまい泉のカツサンドの方がコスパがいいなんて言うやつになりたくない。
まぁでも"対価に見合っているか"という、コストパフォーマンスという言葉の、文字通りの意味考えると、はたいた金とイーブンか得してるか、という発想があって当然なのだろう。
ちなみにORIGAMIは総じて、コスパが非常にいい。僕のコスパ基準では、ね。
最後は、僕的悲しいお知らせと、最近のハマりものを。
まずは、悲しいお知らせ。
もう何百回通ったか、ここで朝を迎えたか分からないカフェ、赤坂ウニールが突然閉店した。
赤坂なんちゃら計画により、とか書いてるけど、ホテルと言ってもユースホステルだったから、外国人客頼みのところがあったんだろうな。秋口まで時短営業をしていて、最近ようやく24時間にもどって歓喜していたのに。
国家試験直前は、ほぼ毎日朝6時まで利用していた。深夜には出していないクッキーをサービスしてくれたり、合格後お礼に行くとお祝いのプレゼントをくれたり、思い出なんて言葉で言い尽くせない場所だった。
最後にありがとうを言いたかったな。
このたまらないイントロが流れると、"嗚呼都会の赤坂の喫茶店で、薄明かりの早朝、永遠の独身貴族の僕は今日も1人"…と、誰も羨ましがらないだろう自己陶酔に、ふるふるっと震えていた。
さようなら、ウニール。
コロナに怯えて、片道1時間徒歩通勤する僕に、「それって無駄じゃないですか?」と、先輩が切って捨てた。
ふん、馬鹿め、僕に無駄時間などない。ちょうど、大学受験の日本史世界史をおさらいしようと思っていたのだ。
なぜか、大学受験以来、入試直前なのに世界史を1ミリも勉強していない間に合わないどうしよう、という夢を何度も何度も見る。
非科学的なことは信じないタチだが、潜在意識として世界史日本史の不勉強を思っているのだろうと思い、その思いを成仏させてやろうと、詳説日本史の読経を、行き帰り聴くことにした。