終息したら何したい?何食べたい?


という問いをたまに目にする。少し考えかけて、そしてやめた。朝になるどころか、何したい何食べたいをリストアップして自粛期間いっぱい使うことになりそうだからだ。ならば、今そうであるように、この期間にしかできないことを目一杯満喫したい。先のことは、終息してから考えればよいのだ。




しかし、これを見てしまうとなぁ…久しく美味いブーランジェリーのパンを食べていないなぁ…シティベーカリーのオリーブオイルがじゅわっとしたフォカッチャ、プレッツェルクロワッサン、そしてこの、ブラッスリールービンのたまらなくハイクオリティなメニューを片っ端から食い尽くしたい。









この日は激美人(僕は女友達を顔で選ぶので、美人としか食事しないが、なかでも別格激美人なときは激美人と記す)と楽しい宴。
食べ放題のパンに、ゴドウフのサラダとスープ。
ゴドウフは初体験だったが、プルプルの杏仁豆腐みたいな豆腐だった。ヘルシーなのだろうが、激美人の口には合わなかったようで、上品にゴドウフだけ皿の隅に残していた。大丈夫、君はこんな得体の知れないものなんか食べなくても十分綺麗だ。







その分、パンは嬉しそうにもりもりお代わりしていた。小麦の旨味が比類なきシティベーカリーのパン、その旨さが分かってもらえて嬉しいよ。そして月並みだが、よく食べる女性(もちろんスリムな美人前提)は大好きだ。








スープは、アホスープという変わった名前のもの。ガーリックがもりもりに入った具沢山スープとの説明に、彼女がどうしても頼みたいとリクエスト。なんてナイスチョイスなんだ。こんなガツンと濃ゆくて栄養満点なスープ、なかなか他で食べることはできない。











これは別日。
ベジタブルサブジとパン。
何回もリピートしているサブジ。スパイシーかつ具沢山ヘルシーという素晴らしい食べ物。










別日。
イワシとオレンジのサラダ。
さっぱりとしたドレッシングと、大きいイワシ。柑橘類と魚介を合わせて、酸っぱいだけにならず、こんなに美味しいなんて。










そしてもちろん、パン。









さらに別日。
スズキのグリル。
これが姉さん、とんでもなく美味かった。







石窯で丁寧に火入れされているとのこと、説明通り、本当にふぁぁぁっとして、皮はパリッと、そして白身なのにパサつかず肉のようにジューシーだった。
ソースを一滴たりとて残さずフォカッチャでこそげとった。






最後にこちらを訪問したのは、バレンタインデイの日。上で突然「お姉さん」と語りかけたが、高嶋政伸の真似ではなく、こちらのお姉さんを思い出してのことだ。
この日僕が会計を済ませると、馴染みのお姉さんが袋を持って僕を待っていた。「いつもありがとうございます、こんなのしかないんですけど…」
…こんなのと言って、入っていたのはシティベーカリーオリジナルのマシュマロと、そして美味しいチョコレート。このマシュマロがまた、とんでもなく美味い。普通のマシュマロではない。
このご時世で、ホワイトデイのお返しもできぬまま疎遠になってしまった。お姉さん、終息したら全メニューと全パンを制覇するまで毎日通い続けたいよ。