焼肉を食べる機会は多くはない。
大好きなのだが、決して多くはない。
理由は簡単で、1人でそれ相応の店に入るのが躊躇われるからだ。とはいえ、ジョエルロブションを1人で利用するような常識知らずとは違う。焼肉くらいなら、叙々苑游玄亭も怪訝な顔をせず招き入れてくれるだろう。でもちょっとそこまでしていいや…という気持ちから、焼肉は敬遠していた。
とはいえ、「おー!みんなでいこーぜー!」とゆって、焼肉ジャンボ?スタミナ太郎?なんかそんな系の名前の、とりあえず紫色の肉が「ようこそ( ◠‿◠ )」と招き入れてくれるような、安かろう不味かろう店には是が非でも行きたくない。
世の中、游玄亭か紫色の肉の二択ではなかろうことは承知。
でも、この気心知れた友人とは、思えば何度も焼肉に行っている。というか、福井に四ツ谷にここ新宿に…彼とは焼肉ばかりだ。
「やだなぁ」
「そう言わないでくれよ、四郎」
快活な彼からそう言われ、罪悪感が綿毛の先端ほど芽生えた。仕方ない、応じてやる。
「でも、肝臓の無駄遣いはしたくないから酒は一滴も飲まないぞ」
そしてこの山盛りネギ塩の一枚肉。これでもかとネギをかける。
うにく、って、最近はやってるのか、合わせる意味がよくわからないがとりあえずとんでもなく美味しい。写真があまりおいしそうでないのは、下手くそだからだ。
ついつい動画を撮りたくなる。
こちらもネギとおろしがどっちゃり。
ついつい動画を撮りたくなる。
こちらもネギとおろしがどっちゃり。