大通りから逸れた裏路地にある店、看板のない店は、隠れ家と呼ばれたりする。女性を食事に誘ったとき、こうした隠れ家を選ぶ奴を皆さんはどう思うか。「できるやつ」「素敵!」と思うか、はたまた「イキってんな」と思うか。

 或いはこれはどうだろう。金持ち芸能人やIT社長が自分の好きな店や料理を尋ねられ、ミシュランの息のかかった店を散々連ねた挙句、「でも1番は吉牛のネギだく牛丼なんだよね」と言った時、「意外と庶民的なんですね、親近感!」と思うか、「狙ってて計算高いやつめ」と思うか。




 ちなみに僕は、評価は相手次第。前者にも後者にも振り子のように振れ幅はブンブン振れる。






 この店も御多分に漏れず、とんでもなくわかりづらい場所にある。住宅街を、螺旋状にうねうねと進んだドン突きにあるのだ。






 ネコ好きにはたまらないだろう店内装飾。
 普段、ネコが好きかと問われたら、普通と答えている。お花は好きですか?と聞かれて、大っきらい!!と答える人は少ないだろう。逆に、愛してやまないと答える人は華道家くらいだろう。要はそれと同じ感覚。
 猫派?犬派?という、2択前提の質問もよくわからなくて、チューリップとひまわりどっちが好きですか?と同じくらい、はぁ?といった感じだ。




 一方の友人は、無類のネコ好きで、僕の反応の悪さにもめげずに、愛猫の写真をよく送ってくる。そういえば犬も飼っていたから、両刀なのだろう。僕とは別の意味で答えに窮するね。






 どこまでも猫。






 突然のタコ。







 だんだん説明するのも怠くなるほど、猫、猫。













 こちらは指南書。要はねこまんまが美味いと。
そういえばこの店は、紺野あさ美がブログで絶賛しており知ったのだ。彼女もこうやって食べたのかな。






 ホロホロ骨付鶏入り薬膳カレー。実にうまかった。色味が見るからに薬膳。薬膳系は、小気味良い汗が出る。風邪を引いてなくとも、完食すると体調がバリバリよくなった心地になる。スパイスの力もだが、具沢山すぎる具沢山だから、実際身体に良いのだろう。






 帰りは恵比寿ガーデンプレイスを通過するので、イルミネーションを見てやった(訪問日は11月)。






 バカラの展示はかなり昔から毎年やっているのだが、確か毎年クリスマスを過ぎてもやっていた気がする。







 と思い、上のバカラ写真を拡大したら、1月13日かそこらまでだった。異性と行こうかなと思った方、すいませんね、ご愁傷様。







 メリークリスマス。