フヅクエは、このブログを始めてすぐ(1番最初か2番目)に書いた記事だ。そこから、もう幾度となく通っている。


  こちらは、もう群を抜いて素晴らしい空間で、その空間を支えるべくいくつかのルールがある。なので、行こうかなぁなんて思った方は予めホームページで予習することを勧める。僕にとってはルールも含めて心地の良いものなのだけれど。
  ここで全部列挙することは無理だが、例えば"猛烈な勢い"での勉強、負のオーラを抱えての利用なんかがNGとなっている。なんかそれ、わかるなぁと納得。うぉぉぉぉぉ、という熱意も、溜息をつくようなマイナス感情も、自分にないからか、"お、おぅ…なんかすごいっすね"となってしまう。普段、喫茶店でそんな光景を見かけても文句を言うなんてできないが、ここではそんな"なんか不快かも"な空気を予め排してくれる。


  飯のうまさは前回さんざんっぱら伝えたつもりだが、未開拓メニューをここ数ヶ月で多く開拓したので改めて伝えたく記事にした。





  まず、カレー。なぜ今まで食べなかったのだろう


  生姜と、さまざまなスパイスが効いていて、まさにここでしか食べることのできないカレー。そして、ほろっほろに煮込まれた鶏が入っている。もう美味すぎてスプーンが止まらない。




  オムレツサンド。オムレツは、オーダーしてから焼いてくれる。店主の阿久津さんが卵を溶いて、じゅーとフライパンに流し入れる音が聞こえる。パンにザッ、ザッとマヨネーズ(多分)を塗る音も。
  本当にふわっふわ、あつあつで美味しい。美味しすぎて、3連続注文したことも。





  ちなみに形がおかしいのは、写真前に我慢できずガブッとかぶついたから。




  ピザトースト。中の野菜たちもゴロゴロと多めで、こちらも何もかも手づくり。トマトソースとチーズの香りがやばいなんてもんじゃなくて、他の人が頼んでいるのを見るともれなく自分も頼みたくなる。



  おばんざい盛り合わせ。どこまでも手づくり、ヘルシー。




  そして定食。味噌汁メインなのだが、とんでもなく具沢山。塩豚の油が良い感じに味噌汁に浮いており、味噌汁なのにメインを食ったぞー、という気持ちになれる。










  しっとり仕上げた鶏ハムのサンドイッチ。
ウインナーが苦手な僕、ハムも派生して苦手なので、似た味だったらどうしようと不安視していた。一口目にして鶏ハムに謝罪したくなった。
  うんめぇぁぁぇ!セミドライトマトとオリーブオイルが合いすぎる。







  僕は、この世の誰のことも信用していない。好きな言葉は疑心暗鬼です、と、湘南美容外科クリニックのドクターみたいな口調で言いたくなるくらいに。なのだが、ここでは店に入った瞬間に店主の阿久津さんにスマホを預けている。自分の目の届かないところにスマホを預けるなんて、相手が親でも友人でも無理だ。(念のため、それはこの店のルールではない)
  そして、何もかもから解き放たれてのびのびと過ごす。先月は最長記録、11時間滞在した。ちなみに店の営業時間は12時〜12時。