「美味しい肉料理が食べたいな」
女性からリクエストされた。僕は、日頃六本木界隈で飯をすることは多い。だがそのほとんどが1人飯だ。だからか、ピンポイント肉と言われ、意外にも店が思い浮かばなかった。結果、バルバッコアやオービカ、ダルマットなど、ヒルズ内の有名店を巡るが軒並み満席。リオ・グランデグリルにも振られ、夕飯難民になってしまった。と、彼女が「ここはどうかなぁ」と指差したのが、この店だった。女性に選ばせるなんて、自称グルメの沽券に関わる…なんて言ってられない空腹の限界!吸い込まれるように入店!
僕は友人(男性の友人は別)を顔で選ぶということは再三話している通りで、不細工とは話もしないようにしている。逆に可愛ければ、性格が客観的に最低だろうと罵声を浴びせられようと「そうか、好きだ」としか思わない。
飯についても、偏食だろうが少食だろうが構わない。が、どうせなら飯に貪欲な子がいいに決まってる。生命維持のためにしか食べたい子も知り合いにはいるが、それだとこの日のように食べまくることはできないしな。
スパークリングと、カシスベースのワインで乾杯
店員も客も外国人が多い店というのはそれだけで気分が高揚する。
モッツァレラ好きの僕が、食べたくて食べたくてなのに一度も食べたことなかったブッラータ。みずみずしくてやわやわのブッラータチーズをモッツァレラでくるんだもの。説明不要の美味さ。そして、このトマトがもう悶絶の美味さだった。野菜界では青くささからあまり好きな方ではなかったトマトだが、こんっっなに甘いのは初めてだった。これだけ食べに再訪したいくらい。
好きなものを好きなだけ頼む幸せ。チーズ3種盛り。左がクリームチーズ的な。真ん中が山羊のような青カビのような。右がカマンベールぽいブリー。ふんわりした説明しか覚えていないが、店員さんも理解してなかったから仕方ない。そしてクラッカーも珍しいタイプ。総じて美味かった。
からの、これですよこれ!骨付き仔羊のほろほろビール煮込み。もう、ナイフを入れたら崩れてしまうやわさ。拍手喝采してしまったよ。
彼女が切り分けてくれた。
チーズ被りに続き、煮込み被りだが、いいのだ。そんなオーダーの仕方ができる仲なのも素晴らしい。牛頰肉の赤ワイン煮込み。こちらもソースが美味く、脂身もとろっとろで脂身苦手な方もいけそうな。先程の仔羊と交互にいただいた。ワインをちびちびやりながら。
そして僕だけティラミス。30秒ほどで平らげてしまった。
以下は、彼女のカメラで撮ったもの。色が全然違う、、、!
けやき坂。都会生まれ都会育ちの僕には毎年見慣れたどうということない風景。
改装しメニューも大幅に変えてオープンしたばかりで、食べログのものは全く異なります。