道の駅でランチを済ませ、雨の中をマイカーを走らせます。
次の目的地は魚沼市にあるんです。
葵の御紋の“永林寺”、このお寺の創建は室町時代後期とされ、江戸時代は徳川家康の孫、松平忠直公、その子、松平光長公(越後高田藩主)の香華所として本堂建築し2人の位牌が奉納されているそうです。
玄関には、この看板もつけられていました。 名彫 石川雲蝶?
全く理解出来ないですね。 中に入るしかないかな?
お寺の全景です。 なんか、さびれたお寺という感じですよ、
修理中なの?
ここが、お寺の入り口です。 この日は雨の平日ですので、静かなものですね。 訪問者は私達だけかもね。
中に入りますと、和尚さんが受付で入場料500円を受け取り
撮影禁止ですと言われます。 これは来なきゃあ良かったかな?
それではと、お寺の本堂に向かいました。 するとビックリです!! この迫力はなんだ~~!!
これからの写真はカタログから載せておきます。
本堂の本尊です。 華麗で重厚な佇まいです。
本堂の欄間の部分の彫刻は、見る人を感動させますよ。
これを彫ったのは、”日本のミケランジェロ”とばれている
”石川雲蝶”です。 石川雲蝶は、幕末から明治初期かけて新潟県で活躍した彫物の名匠です。
”天女”の像です。 この作品群が出来た理由は、当時の住職である弁成和尚が、石川雲蝶の腕に惚れ込み、「あなたが勝ったら制作した対価の金銭を支払い、私が勝ったら永林寺の本堂一杯に力作を手間暇惜しまず制作する」という大きな賭けを持ちかけました。 結果は弁成和尚が勝ち、寺に寝泊まりしながら本堂の建て替えを行った石川雲蝶は本堂の設計から各種彫物など様々な作品を13年もの歳月をかけて制作したそうです。
こんなものも? “天ノ邪気香炉台”です。 これらを含め作品数はなんと108点にものぼり、現代に受け継がれています。
このお寺のチケットの500円、お安いです。 これは冥土の土産にもなりますので魚沼方面にお出かけの際は必見です。