ミスターレインコート! -12ページ目

枕が冷たい

失恋する夢をみた。
だいすきだという人が、友達と結婚してしまう夢をみた。わたしはずっとその人のことがすきだったのに、その結婚は10分で決まってしまった。友達から花を渡された。わたしが俯いてもだいすきな人は何もいってくれない。期待をしてた。お前がすきなんだっていわれると思ってた。でもなにもいってくれない。友達はいった、じゃあほら、彼からも花をもらったら。

いや。いやだ。
そんな花もらいたくない。

言いたくはなかった。だってカッコ悪い。でも溢れてきた。思い続けてきた時間と気持ちと涙。独りよがり。いうべきじゃなかった。

でも夢のなかのわたしは叫ぶように、彼を振り返っていった。ずっと、ずっと、だいすきだったの。すきだったの。なんで、なんで10分で結婚が決まっちゃうの。

彼はいった、それは、いわない約束だろう。

だって、すきなんだもん。
すき、なの。
なんで、こぼれてくるんだろう。
すきなきもちはかわらないのに、あなたが遠ざかる気がする。

友達はびっくりしてるのがわかった。ひたすらすきなの、なんで、なんでと繰り返して、友達に向かっていった。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。だめなの。わたし、すきなの。














水彩練習

無題2



もう一個晒してみる。
ところどころ不明でつ(・ω・)















じわじわじわ。溶けそうだ。

夏のような日差しを遮るように手を翳した。手のひらが熱い。ふと木陰に身を投げ入れれば頬を風が撫でていった。別世界のような涼しい気がしてなんだか面白い。

眩しいくらいの太陽。
まるで恋のよう。

届くようで届かない理屈があったり。
見つめすぎると眩しくて頭が痛くなる。
きっと考えすぎて水分が欲しくなるから一緒じゃないだろうか。

ウエストポーチに入れておいたペットボトルを取り出した。たぷんと中身が揺れて光を反射する。ただの水。きらきらして綺麗だ。ただ、少し冷たくなくて残念になる。

指先で適当に髪をかきあげた。うっすらと汗をかいていたから髪がしっとりとしていてなんだかおかしい。

ああ、早く、会いたいな。

夕焼けにオレンジがかった雲に暮れてきた夜を滲ませて紫になる瞬間。胸が痛くなる。あんなに長いと感じていたのに、あっという間に終わる1日が切なくてもどかしい。その手を掴んで離したくない。

そんな繰り返し。独りよがりな欲求で、帰ってほしくない、帰りたくないだなんてワガママさえイヤになる。

あなたはどう思ってるかわからないけれど、同じならいいのにと何度も思った。思うだけで口にはしなかったけれど。

木陰はいつの間にか動いていた。ゆっくりと時間は過ぎていく。腰を上げて空を見上げればまだまだ明るくて青い。




あなたといる時間の楽しさを知った。


(すいません、今すぐに会いたいです)