ストーリー：
不器用で人間関係も不得意なツチヤタカユキは、テレビの大喜利番組にネタを投稿することを生きがいにしていた。毎日気が狂うほどにネタを考え続けて6年が経った頃、ついに実力を認められてお笑い劇場の作家見習いになるが、笑いを追求するあまり非常識な行動をとるツチヤは周囲に理解されず淘汰されてしまう。失望する彼を救ったのは、ある芸人のラジオ番組だった。番組にネタを投稿する「ハガキ職人」として注目を集めるようになったツチヤは、憧れの芸人から声を掛けられ上京することになるが……。
劇場公開日は2024年1月5日。
評価：5点満点中3.8点
感想：
なかなか面白かった。
人間関係が不得意な人の生き様を描いています。
岡山天音が役に憑かれたように演じ、痛いほどに純粋で激しい生き様と魂の叫びが観る者の心に突き刺さってきます。
こんな奴が身近にいたら叶いませんが、理解者に囲まれてやりたいことをやれるのが羨ましく思います。
菅田将暉は関西弁のイメージがありませんでしたが、最近になって大阪出身ということを知りました。
作中に道頓堀の風景が出てきて、旅行で行った時のことを思い出しました。
漫才指導をした令和ロマンが後にM-1グランプリで優勝したということで驚きました。
ただ、クライマックスは映画として盛り上がってほしかったのですが、特に何もないのが少し残念でした。
"人間関係不得意"な人の生き様を描いているので、好き嫌いは分かれると思います。
モデルとなったツチヤタカユキですが、『オードリーのオールナイトニッポン』の常連投稿者となり、後に作家見習いとなります。
ということは、仲野太賀が演じた人気芸人はオードリー若林ということになるのか？
人見知りですぐ帰るイメージでしたが、面倒見がいいところがあって意外です。
映画と全然関係ありませんが、ここ最近の松本人志の性加害を巡る報道に違和感を感じています。
証言だけで事実と認定していいのでしょうか。
裁判では事実かどうかは争点にならないとか、事実誤認でも賠償額が少ないという判例を聞いて、芸能人がとても不憫に思います。
興行収入予想：
劇場公開日は2024年1月5日。
今週公開の映画は「鬼滅の刃」「仮面ライダー５５５」「大室家 （ゆるゆりの劇場版）」と少ない。
「機動戦士ガンダムSEED」が人気なようですが、初見では厳しいかなと思っています。
1月9日発表の映画ランキングでは、初登場圏外を記録。
おそらく20位前後と推測されます。
最終興行は2000万円と予想。
今年4本目の映画です。
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