ストーリー:
寝坊してあわてて息子を学校へ送りながら職場へと向かう美容師のレイチェル。車を運転する彼女は信号待ちで止まるが、信号が青になっても前の車は一向に発進しようとしない。クラクションを鳴らしても動じないため、レイチェルは車を追い越すが、つけてきた男から「運転マナーがなっていない」と注意されてしまう。謝罪を求める男を拒絶し、息子を無事に学校に送り届けたレイチェルだったが、ガソリンスタンドの売店でさっきの男に尾けられていることに気づく。レイチェルは店員から男があおり運転の常習犯であることを警告され……。
評価:5点満点中4.5点
感想:
予告編を見た段階では、今年一番期待していました。まず、タイトルが「アオラレ」。ちょうど数年前に日本であおり運転が話題になる中、こんなキャッチーな邦題をつける制作サイドに、センスの良さを感じました。さらに、スリラー映画でありながらコメディ風の予告を流すなど、私にとってドンピシャな映画で、期待が高まりました。最近の公開作品では、「ザ・スイッチ」が当てはまります。
で、実際見たところ、結構良かった。ラッセル・クロウが憎悪に満ちた顔で相手を追い詰めていくところは、迫力もあり、テンポも良く、緊張感もあって面白かった。正直中身は全くないので、上映時間が長いと飽きてしまいますが、90分とちょうどいい時間でした。
総合的にみるといいんだけど、引っかかる点があります。煽られている美容師のレイチェルは、運転マナーが良くありません。ラッセル・クロウがあおり運転をする原因となった場面では、本当はクラクションを鳴らしてはいけません。本来は危険を回避するために鳴らすもので、前の車が遅いという理由で音を出してはいけないのです。アメリカではどうなのか分かりませんが、日本ではこういう間違った使い方をする人が多いです。
そしてこの姉ちゃん、何かとルーズな人間で、例の場面では寝坊して息子の送り迎えをするギリギリの時間に出発するなど、イライラしていた様子。さらに被害を受けた後も、警察にすぐ連絡しなかったこともあり、自業自得ではないかと思ってしまいました。100%ラッセル・クロウが悪いんだけれども。まあ、あの性格がなければここまで事件が大きくならなかったのですが。。。
この映画は、コロナ前に制作されたものですが、コロナ渦でイライラしている今の世界とマッチしていると思います。緊急事態宣言で映画館に休業要請が出されるも、一方で劇場や演芸場はOKになったり、飲食店にお酒の提供自粛を求める一方で、それを無視して営業する店が大儲けしていたりと、矛盾を抱える今の行政に、国民は不満を抱いています。要請に応じたお店にちゃんと補償が行きわたって、報われる世の中になってほしいと思いました。
興行収入予想:
全米ではコロナ渦の中で興収一位をとったようですが、B級感があって日本では大衆受けしないと思う。
しかし、映画好きであればこのジャンルは見たいはず。細く長くヒットすると見てます。
初登場圏外、最終興行は7000万円と予想。
最後まで見て頂き、ありがとうございます。
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