スイーツジャーナリスト平岩理緒氏が主催のスイーツの会「幸せのケーキ共和国」は
毎年この時期にポワソン・ダブリルの会を開催されています。

2019年の今年で第14回。
全部で6種類をいただきます。

フランスではエイプリルフールをポワソン・ダルリルと言い
かつては魚をかたどった魚肉ムースや魚モチーフのパイなどを食べる文化があったそう。
もう失われた伝統でフランスでは見られないのだそうですが
代わりに日本では
ポワソン・ダブリルのスイーツを取り扱うお店が増えています。
ちょうど昨日、NHKの番組「チコちゃんに叱られる!」でエイプリルフールの由来と
ポワソン・ダブリルのお話を取り上げていましたよ。


1.『横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ
柑橘の不知火がのったお魚のパイ。
魚の形状がとても躍動感があります
海の上に飛び跳ねた様に体が丸まっています。
クリームには刻んだライムの皮が入っており
またパッションフルーツも使われており
とにかくとても爽やか。

抜けて行くその香りにどっぷり浸りたいパイです。


2.『パティスリーカメリア銀座
よーくご覧ください。
2台の目に差異があります。
左側はパールショコラがのっていて
パッチリまつげの女の子で
右側とは表情も違うのです。

フルーツがいちご、ブルーベリー、スグリ、フランボワーズ、りんご。
更にマカロンと豪華。
元々にシェラトンでショコラを作られていた山下氏がシェフを務められています。
しっかりと空気の層を含んで浮き上がったパイ生地は
ガリガリな表面の内側は
薄く繊細な生地の層がハラハラとしています。


3.『浦和ロイヤルパインズホテル

箱を開けた際にオーソドックスなカスタードクリームといちごのポワソン・ダブリルかと思いきや
ハートの飴細工が付いていました

いちごはあまおう。
パイ生地にはアーモンドクリームがつまります。その上にマラスキーノで香りづけられたカスタードクリームです。
マラスキーノはさくらんぼを原料としたリキュールです。


4.『west 青山ガーデン(ウエスト)』@青山一丁目、乃木坂
素晴らしく華やかなポワソンダブリルが2つ。

バタークリームの絞りが特徴的!
鱗を緻密に表現されています。

金魚の様に愛らしいピンクのお魚は
マロンとカシスの組み合わせ。
白とふじ色の2色で絞り出された鱗。
これはバタークリーム。
バタークリームの固さがあるからこそ可能な装飾です。
鱗の淵にひらひらと白や黒の絞りが入ったり
アクセントにホワイトチョコレートの鱗があったり
と緻密なあしらいがひかります
マロンは栗きんとんという形で入ります。

生地はカシス風味で綺麗な色をしています。


もうひとつはハリセンボン(フグ)がモチーフ。
ツンツンと立ち上がったクリームがカッコいいです。
このバタークリームの絞りも2色使い。
上側は濃く、下側は薄く
グラデーションになっています。
細かく見れば見るほどよくできているのです。

上に伸ばす様に絞り出すその長さはまちまちで
このバランスはもうセンスなのでしょうね。
こちらも針を表現したホワイトチョコレートが所々に使われています。

ぽかっと開けた口元も可愛らしい。

こちらはシンプルなバタークリームのケーキです。

とろんとしたら口どけと
バターの塩味が後味に響いてきます。



5.『フランス菓子 Heriter (エリティエ』@白山
店名は後を継ぐ者という意味。
フクロウがロゴマーク。
ランチも展開されており、今回のポワソン・ダブリルはサレ系。
ラタトゥイユがフィリングなのですが
そのまま詰めると見栄えが、ということで
表面には鱗に見立て
丸く厚めに切り出した茄子、ズッキーニ、パプリカがのります。
フリットしマリネされています。

画像を見ていただくとフランボワーズも混ざっていることがわかります。

フランボワーズ風味のソースヴィネグレットでマリネしているのです。
ラタトゥイユのクミンの香りが食欲を増進させますね。

ラタトゥイユの下には赤ワインとフォンドヴォーで煮詰めらへたシャンピニオンデュクセルが入ります。


6.『Petit Sapinプティサパン)』@ときわ台
タダシヤナギ、クリオロと修行された成田シェフのお店。
パティスリーでの修行後、お料理を学びたいとレストランで修行されたのだそう。
内側にはサーモンのリエット。
表面にはターメリックで色付けされたジャガイモが鱗になっています。


ポワソン・ダブリルの集いは
沢山のお店のパイ生地を食べ比べられる
良い機会でもあります。

パイの焼き色や側面を見比べただけでも
かなり違いがあります。

今年はデコラティブな品が多く
とても華やかでした〜