先日、地元の進学校で学ぶ高校生たちから、こんなお話がありました。
「高校の勉強って、試験ばっかりでめっちゃつまんないです。」
「想像していた高校生活とは違いました。」
・・・実はこれ、毎年聞くコメントです。
中には中退を考えたり、通信制高校への転校を決めた高校生もいます。
教え子ではありませんが、中退をした高校生の先を見ると、かなり多くの子たちが一度辞めた高校生活を取り戻すために、通信制高校に入りなおしています。
高校で担任の先生や顧問に部活をやめたいというと、「そういう子は、だんだん学校に来なくなって、学校を辞める場合が多いし、最後までがんばってみよう。」と、退部を留意される話も聞きます。
昨年、教室に通っている高校生2名が相次いで部活をやめました。
部活を辞める時に、不安もあったそうです。
しかし、二人とも口を揃えていった言葉があります。
「勉強する時間がない!」
朝早く起きて学校へ行き、6時限(場合によっては7時限)まで授業を受けます。
そして、そのあとスポーツしたり、楽器を吹いたりしている高校生たちは、部活が強豪だったりすると、週末もずっと部活に明け暮れています。家に帰るとご飯食べてお風呂に入るのが精一杯です。
「サッカーは好きだけど、勉強する時間が確保できなかったり、自由時間がないのはつらい。」
「吹奏楽部は大会続きで、週1回もお休みがない。」
「うちの学校にはコートがないから、いつも放課後は自転車で遠い練習場まで行っています。」
スタミナがあって、勉強もスポーツも対応できるウルトラ高校生は問題ないのですが、上記の部活に属しているその他のの部員たちは
「もう少し平日と、週末にそれぞれ1日くらいは休みが欲しい。」
「夜7時には帰宅させてほしい。(7時でも遅いですよ…。)」
「テスト前に限らず、普段から勉強したいけど体力がない。」
そんなフラストレーションから、自己管理もうまく出来なくなってしまうことがあります。
・・・・ところで、部活をやめた二人はどうなたったでしょうか。
1人は、進路のことを考え始めて、まだ高2ですが、この春休みに専門学校への見学会に行ってきたようです。
「専門学校でビジュアルデザインを学びたいけど、英語も極めて大学では他の言語もやってみたい。」
そんな中、これまで高1の時に勉強をしてきた数学への塾通いは辞めて、英語をしっかりやりながらも、文系大学受験も視野に入れて、苦手な国語の学習を集中して取り組むようになりました。専門学校にするか、文系大学にするかはまだ決めず、今できる勉強をしっかりすることにしました。
また、スポーツ系の部活をやめてから、美術部に入りなおしました。
もう一人は、経営と美容に関心がある高校生です。
部活をやめたことをきっかけに、とてもおしゃれになりました!
そして、高校では理系を選択し、今は学習塾の集約化を図り、メルク英語教室で英語の勉強をして、もう一つ数学2,Bをメルク個別教室で自立学習形式で週最低2時間、多いと5時間ぐらい勉強に来ています。
また、これまで行けなかった他県に住む祖父母を訪ねて、春休みの間リフレッシュしてきたようです。
「経営の分かる美容師になりたい」という明確な目標に向かって、現在はまず経営や経済を学べる大学への進学を考えています。
部活に専念している高校生を見ると、「すがすがしいな!」と思います。
私の子供たちもサッカーを長くやっていましたから、今でも地元の松本山雅の試合を見に行くと、J3の選手になることでさえ氷山の一角だし、サッカー経験者なら誰もが一度はプロサッカー選手になりたいと思ったはずです。だから一生懸命部活にも取り組むのでしょう。
一部の高校部活は、すごく激しい活動をしていて、子供たちの睡眠時間と学習時間の確保を妨げているケースもあります。
ひどいケースでは、体を壊してしまい、その後のスポーツ活動が出来なくなってしまう場合もあります。
昨年は東京都予選で惜しくも惜敗した、国学院久我山高校サッカー部などの事例をみると、最近では高校生の健康管理、学習管理、過度な部活動の抑制をはかり、高校生たちが充実した高校生活を送れるように部活動の位置づけを明確にしている高校もあります。
スポーツ選抜、一芸に秀でることがとても大切な美大や音大などの、専門性の高い分野への進学では、部活動がとても大事だと思います。
やみくもに「文武両道」という言葉を掲げて、高校生たちが自己管理できなくなったり、家族との時間をすごせなくなってしまうのは、少し残念です。
万が一部活の継続または退部を悩んでいる人がいたら、自分自身の対応できる範囲を超えているかいないか、楽しい時間を過ごしているのか、達成感を感じられる活動になっているのか、一度ゆっくり家族とも話し合いながら、考えてみてほしいです。
個人的には、英語部への参加をお勧めします。英語教室の人ですから(笑)。
そうしたら、余計サポートしやすくなります!
(昔、こちらの教室通っていた高校生は、今は探求科になってしまいましたが、県が丘高校の英語科で英語部に属していて、東京外大に進学しペルシャ語やっていましたよ!今は製薬業界で活躍しています。)
「高校生活は○○をがんばった!」
「○○高校に行って良かった!」
「満足いく大学進学準備ができた!」
そう思えるような高校生活を、高校生には送ってほしいなと思っています。
高校生の部活について