後悔を成長に変える枠組み
仕事は後悔の連続だと思う。くよくよ留まるのではなく、二度と同じ失敗をしないために、前向きに反省をする。
逆に考えれば、「どのような後悔」をするかが人を成長させると思う。後悔しない人間は決して成長しない。後悔の仕方で反省の仕方も変わり、成長の仕方も変わる。
チームも全く同じ。チームとしてどのような反省をするかがチームとしての成長を左右する。
必要なのは反省をどのような形で残し、次回に生かすかということ。チームで反省会を行う場合は、ナレッジとして皆で生かす形になっていなくてはいけない。
チームとしてどうやったら反省を効果的に次回に生かせるか?
一つの方法は「チェックリスト」の活用である。プロジェクトで得られた教訓を積み重ね、誰がいつ何をすれば失敗を防げるのか、リストとして積みあげていく。
プロジェクトマネージャはリストが形骸化しないよう、枠組みをしっかりと作らなくてはいけない。
効果的に活用するためには、業務プロセスに組み込み、ルールを定義する必要がある。実施者と承認者を分け、それぞれの証跡を残すようにする。フェーズ・場面に応じてロール定義も必要となる。
項目が膨大になれば、カテゴライズや色分けといった見やすさの工夫、項目内容のマージや表現の改善、実施可否の検討などが必要となる。
注意するべきは承認の仕方である。きちんとレビューの場を設け、対面で実施者の見解を確認する必要がある。
チェックリストは反省時だけでなく、レビュー時にもブラッシュアップされるべきである。
この際に有効なのはチェックリストの最後に、
「他にチェックリストに追加するべきものはないか?」
というチェック項目を用意することである。個々のメンバーに反省を促す仕組みである。
このような過程を経て、チェックリストは育っていく。
ナレッジを蓄積し、次に生かす「枠組み」をどう作るかでチームの成長カーブは著しく異なってくる。
プロジェクトマネージャとして重要なタスクだと思う。