エヴァン・ハンセン:パク・ガンヒョン

ハイディ・ハンセン:キム・ソニョン

コナー・マーフィー:ユン・スンウ

ゾーイ・マーフィー:ホン・ソヨン

ラリー・マーフィー:チャン・ヒョンソン

シンシア・マーフィー:ハン・ユラン

ジャレッド:チョ・ヨンフィ

アラナ:イ・ダジョン

 

 

トニー賞6冠のブロードウェイミュージカルのアジア初演。

不安障害を抱える10代の若者エヴァンが、さまざまな要因や誤解の中でなりゆき上嘘をつくことになり、その嘘は彼に幸福を与えると同時に彼をがんじがらめにしていき・・というストーリー。

社会や家庭の中での孤独や不安は、エヴァンならずとも誰しもが少なからず抱えている問題ではないでしょうか。

「私たちは決して一人ではない」というメッセージが心の中にじんわりと響く、そんな作品だったように思います。

 

 

「ラ・ラ・ランド」や「グレイテスト・ショーマン」で有名な、パセク&ポールの手による楽曲が本当にどれもイイ!

かなり歌いづらそうな感じの曲だけど、耳に残るし心にぐっとくるんですよね~。

その素晴らしい楽曲を韓国の歌ウマさん達が歌ってくれるので、非常に満足度が高いです。

 

 

ガンヒョンさんが歌ウマなのは知っていたけれど、改めて歌が上手い!って再認識。

透明感のある歌声もすごく素敵でした。

演技の方も巧みで繊細で、告白シーンでの周囲の観客の方々の泣きっぷりが私史上過去最高でしたww

ガンヒョンさんももちろん素晴らしかったですが、私自身はやはり二人の母親に感情移入することが多かったですね・・。

二人の母親の気持ちが痛いほどにわかるから、観ていてかなり苦しかったです。

でも、エヴァンだけでなくハイディもシンシアも登場人物みんなが、前向きに人生を歩んでいると思わせてくれるラストに救われました。

 

 

トニー賞をとったからスゴイというわけではないですが、やはり賞をとる作品にはそれだけの力があるものなんだな~と妙に納得した気分になりました!