【死の賛美観劇レポ/9月27日昼公演】
キム・ウジン:チュ・ミンジンユン・シムドク:イ・ジョンファサネ:チェ・ジェウン「死の賛美」2ndシーズン、ベテラン俳優さんたちによる、いわゆる「大人さちゃん」を観てまいりました!めちゃめちゃ面白かったです!!一つ一つの台詞や仕草に余裕と含みがあってすごく引き込まれるので、上演時間がとても短く感じられました。そして何と言っても今回は、私にとって圧倒的な「サネ肩入れ回」となりました!wwその理由は、ジェウンさんのサネが、私の観劇史上最高に「人間」なサネだったからです。プロローグで、銃で撃たれた傷をとても痛がっていたんですよね。今までに傷を痛がるサネは他にも何人も観ていますし、以前観たジェウンサネも痛がっていました。でも、ここまで激しく、そして最後まで痛がっていたサネを観たのは初めてでした。最後に立ち去る時まで痛がっていましたから・・。もう、このプロローグから、この回のサネは「人間」味が強いだろうな、ということは予想していました。ですがその予想を超えて、本当に最初から最後まで「人間」らしいサネとして舞台上に存在していたんですよね~・・。撃たれれば痛い。傷つけば苦しい。その当たり前の身体感覚が前面に出ることで、ハン・ミョンウンという一人の男の実在が浮かび上がっていたような気がします。ジェウンサネの「大人の色気」は今回も健在。ですが、今回はシムドクとの艶めいたシーンよりも、むしろ、シムドクに銃を向けられ、傷つき泣きそうになったサネの姿にシムドクへの愛の深さを感じました。「M12.完璧な結末」で、シムドクが「裏切ったらあなたを殺してやるわ」とサネに銃を向けた時・・。サネは銃を受け取って装填して、「이렇게(こうして)」と言いながら再びシムドクに握らせて自分の心臓に銃口を向けさせました。ジェウンサネ、シムドクから銃を向けられた瞬間からものすごく傷ついた表情をしていて、「이렇게(こうして)」は、ほとんど泣き声だったんです・・。切なかった~っ!今回のジェウンサネは、「悲劇のヒロイン」としてではなく、一人の女性としてシムドクを愛していたように感じました。シムドクから銃を向けられれば傷つくし、ウジンへ想いを寄せていればその姿にも傷つく・・。ウジンとシムドクが海に身を投げる前、サネはウジンから実弾で撃たれます。この時も、ジェウンサネ、めっちゃ痛がってたんですよ~っ!!それなのに、その目の前でウジンとシムドクは手を取り合って「新しい世界」だの「愛」だの言っていて・・。正直、「お前らーーー!!(怒)」ってなりましたwwサネが可哀想すぎません?wwそして、エピローグ。プロローグと同様とっても痛がっていて、苦しそうな様子でウジンたちが残していった紙を読み上げていくのですが・・。「キス」まで来たところで、ジェウンサネは身を屈めて乾いた笑い声を漏らしました。そうしてひとしきり笑っていたんですけど、途中から泣き声のような掠れた声に変わっていって・・。めちゃめちゃ切なかったです~っ!シムドクは最後までウジンを選び、サネが入り込める場所はなかった。そして追い打ちをかけるように、二人の親密さを示す「キス」という言葉が残される・・。サネが不憫すぎません?ww最後に、ジェウンサネがかぶっていた帽子について。キャラクター写真が公開された時から気になっていたのが、ジェウンサネのハンチング帽です。初めて見るスタイルの帽子だったんですが、正直に言うとあまり好きではありませんでしたwwサネといえば、やっぱり黒い中折れ帽!それを斜めにかぶるのが格好いいのに~!って。黒い中折れ帽は、「サネ」というキャラクターの記号としてとても強い印象を与えるものではないかと思います。「謎めいた男」とか「死神」のようなイメージ。対して、今回ジェウンサネがかぶっていたハンチング帽は、「生活感」が感じられるものでした。ハンチング帽には、一人の青年「ハン・ミョンウン」の実在性をより強く感じさせる、という効果もあったのかな~・・そんな風に感じました!ベテラン俳優さんたちによる「大人さちゃん」。めちゃめちゃ面白かったです。ジェウンサネに肩入れするあまり、ウジンとシムドクに対して心の中で暴言を吐くというところにまで到達してしまいましたがww、本当に面白い観劇でした!あー、楽しかった!今回はこれで「死の賛美」は見納め。これからも、ぜひとも再演を重ねていって頂きたいです~♪