超:山田元

海:LEI‘OH

紅:入絵加奈子

 

 

浅草SMOKE6回め。

すごく集中して観劇し、観劇直後は疲労感でいっぱいで何も考えられず、一晩明けてから思い返してグズグズ涙するという稀有な体験となった回でした(^^;

氷のように冷徹に見えて脆い超。

炎のように熱烈に見えて深い紅。

水のように純粋に見えて昏い海。

三人のケミが素晴らしく、ラストの飛翔感が最高でした♪

 

 

山田超。

氷の鎧を着こんでいても、隠し切れない孤独と傷。

海や紅を眼光鋭く睨んでいても、隠し切れない愛しさ。

アンビバレンツがスタイリッシュに表現される山田超、めっちゃ好きです!

その佇まいも好きだけれど、なんといっても歌声の奥行と深さ。シビレました♪

「Song20.翼」で、LEI’OH海が「手をつなごうよ」っていう感じに左腕をつついて右手を差し出してくれたのに、いったんはそれを拒否したんですよね。

・・と思ったら、反対側の右手で海の右手をガシっと握って!

最高のツンデレぶりにトキメキました♡♡

 

 

入絵紅。

底知れぬ母性が愛を響かせ、深く深く生命を慈しむ心が感動的。

超や海を叱咤激励する力の源が「愛」そのもので、地球が砕け散ろうともそのすべてを包み込んでしまえるほどの包容力に、心を揺さぶられずにはいられませんでした・・。

 

 

LEI‘OH海&ヘギョン。

純粋無垢な前半、不安と恐怖に見舞われる中盤、覚醒した自我を持つヘギョン。

ヘギョンに統合された時にがらっと雰囲気を変える俳優さんも多いですが、地続きな感じのLEI‘OHヘギョンも好きですね・・。

あどけなかった顔が精悍な顔つきに変わるのにハっとさせられるし、「成長物語」の趣が強く感じられて、そこも好きな部分です。

カテコのラストでテンガロンハットをかぶって悠然と立ち去る姿は、まさに京城のモダンボーイといった雰囲気。

余韻の残る素晴らしいラストシーンでした♪