ジェイミー:イ・チュンジュ
キャシー:ミン・ギョンア
有名な戯曲のようで、本家の米国のみならず日本でも何回か上演されているようですが、私は未見でした。(韓国でも過去に上演されていたようです)
お友達に山本耕史さん出演のDVDをお借りして、予習として視聴。
感想として、山本さんはスゴイ俳優さんだと思ったものの、全体としては「ふ~ん・・」という感じだったんですよねww
ストーリー的には、どこにでもありそうな男女のすれ違いの物語で「まあ、結局、お互いもう少し歩み寄ったら良かったんじゃないの」という少し冷めた想いで視聴を終えました。
男性のジェイミー側は5年間の時間が順行していき、女性のキャシー側は時間が逆行していくという構成も、初見では今一つピンと来ないままでした。
まあ、でも好きな俳優さんのチュンジュさんとギョンアさんの出演だし、一回は観ておくか!のノリでチケットを取ったのですが・・。
実際に観劇してみたら、めっちゃ良かったです!
とにかく切ないっ!!
DVD予習で流れを把握しておいたから、二人のシーンの時間軸の重なりが透かし見えてきて、序盤から切ない・・。
また、回転する舞台と長いテーブルのような台の使い方がとても良くて、切なさ倍増。
演出もとっても素敵でした。
演者さんのパフォーマンス力と楽曲の良さと演出の妙。
この三つが合わさると、とんでもない力を発揮するのですね~!
チュンジュさんもギョンアさんも、演技も歌唱も上手いっ!!
冷静に考えると、やっぱりストーリー的にはありふれた話のように思えるのですが、演者さんたちの感情に引き込まれるように「切なさ」を体感してしまう・・。
そんな感じでした。
結婚式前後のシーン。
幸せな時間のはずなのに、永遠ならざる愛の儚さが滲み出るようで、本当に切なかったです。
お見事な公演でした!
改めて、チュンジュさんとギョンアさんの力量にほれぼれ。
素晴らしかったです♪