※   結末まで記載しています。ネタバレ回避の方はご注意ください。※

※   記憶違いや間違っている箇所もあると思います。ご了承ください。※

 

 

22. 오래전 먼 곳에서 遥か遠いところから (アーサー・グィネヴィア)

 

アーサーとグィネヴィアの結婚式。お互いに跪いて相手の指に指輪をはめ、愛を誓う。

 

<アーサー>

遥か遠いところから 私は夢見ていた こんな出会いを

君のような人を

遥か遠いところから 私は誓った 永遠を

待ち望んだ 今日

いまや私のすべてを捧げる この手を離さない

どんな逆境にも共に耐えて 生きよう

 

<グィネヴィア>

遥か遠いところから 私は夢見ていた こんな出会いを

あなたのような人を

陽射しがつくる影のように すでに夢で見ていた人

つかもうとすると砕け散っていた夢が 私の前に

 

<アーサー&グィネヴィア>

ここから 私たちの愛を始めよう

いまやどんな時も一つ 私たちは永遠に一つ

遥か遠いところから

いつの間にか近づいて 見つけ出したあなた

 

祝いの席に現れたモルガナはマーリンに魔術を伝授するよう迫るが、マーリンはそれに応じない。

モルガナを警戒するマーリンは、アーサーにモルガナを信用しないように警告する。

しかしアーサーは意に介さず、モルガナとグィネヴィアを両腕で抱き寄せ、家族が二人出来たと無邪気に喜ぶのだった。

 

 

23. 더 깊은 침묵 より深い沈黙 (ランスロット)

 

披露宴の喧騒から一人離れ佇むランスロットを気遣うグィネヴィア。

二人が会話しているところへアーサーが現れ、グィネヴィアをダンスへといざなっていく。

 

真実となる愛を  あえて望んだ事はない

心臓が止まるようにときめく  あなたの手

愛は私にとって  白い波の泡沫

届かない蜃気楼

 

より深い沈黙  霧散した雨

消え去った香り 痕跡さえも残らない

 

私には遠すぎる  行き場のない熱望

私のものではない 永遠の愛は

 

より深い沈黙  果てのない損失

無力な熱情  壊れてしまった私の心臓

 

深い傷  影の中へ 永遠に私は

隠れて生きる

 

 

24. 눈에는 눈 目には目を (アーサー・モルガナ・マーリン・ウルフスタン)

 

アーサーが乾杯の音頭を取ろうとすると、グィネヴィアはアーサーの酒量が過ぎている事を理由に、杯をアーサーの手から取り上げる。

グィネヴィアは養父エクターに花を持たせようと気を利かせ、その杯をエクターに渡した。

乾杯の後、杯を空けたエクターはその場に倒れる。杯に毒が仕込まれていたのだ。

アーサーの代わりに飲むことになって良かったと伝えた後、エクターはアーサーの腕の中で息を引き取る。

この一件でアーサーは心を閉ざし、誰をも寄せつけず追い払ってしまう。

一人佇むアーサーの元にモルガナが近づき、この件をサクソン族の仕業としてアーサーの復讐心を煽る。

 

<モルガナ>

竜を用いて苦痛を終わらせるの 竜の炎を解き放って

血に染まった月 涙の海 罪のない一人の男の死

黒い地獄から始まる正義 決して我慢できない憤怒

 

<アーサー>

時間になった 墓を呼ぶ待望の決戦の日

さあ始めよう 血の戦争を すべてをかけて戦おう
怖気づいた狼 必ず探し出す ここは竜の陽が輝く場所だ

 

<アーサー・モルガナ>
肉は腐って土になろう 黒い魂がしたたり落ちよう

お前の地は消え 決戦の日が来た
さあ今 目には目を

 

<ウルフスタン>

お前を引き裂き血の海にしてやろう お前の悲鳴は俺の音楽

殺してくれと嘆願させてやる お前の夢はすべて燃やしつくす

怖気づいた竜 必ず探し出す ここは狼の陽が輝く場所だ

 

<アーサー・ウルフスタン>
肉は腐って土になろう 黒い魂がしたたり落ちよう
お前の地は消え 決戦の日が来た
さあ今 目には目を

 

<マーリン>

憤怒はお前の心臓に刺さり 平和をすべて追い出してしまう

その復讐がお前を飲み込んでしまうなら

この世界は竜の炎ですべて汚されるだろう

 

<アーサー・ウルフスタン>
肉は腐って土になろう 黒い魂がしたたり落ちよう
お前の地は消え 決戦の日が来た
さあ今 目には目を

 

 

25. 혼자서 가 一人で行け (アーサー・ランスロット)

 

数において圧倒的な兵力差があるサクソン族への対応を協議している円卓の騎士たち。

その中で、怒りに我を忘れているかに見えるアーサーに対して、指導者としての資格があるのか疑問視する声があがる。

その場に現れたアーサーは、居丈高に「私に資格がないと思っている者の挑戦はいくらでも受けて立つ」と豪語する。

そして「ただちに平野に出陣して敵を襲撃する」と言い放つのだった。

そんなアーサーにランスロットは「それは自殺行為だ。夜、敵が森に入るのを待って夜襲をかけるべきだ」と反論する。

 

<アーサー>

私が何をしようと干渉するな 決定は下した

お前の役目は私の横で 共に剣を振るうこと

 

<ランスロット>

計画もない無謀な戦い 剣一つで王になったのだろう

頼むから目を覚ませ 復讐で目がくらんでいる

準備もできていない この戦闘をなぜ 急いで始めるんだ

 

<アーサー>

この剣さえあれば 恐れることはない 私の傍らを守れ

 

<ランスロット>

剣がなかったら それでも王だろうか 他の人と同じ平凡な男

 

<アーサー>

神が私を選択した 望むなら剣を捨ててやる

やれるものならやってみろ お前など 軽く相手してやる

 

<アーサー・ランスロット>

幼い頃のように またやろう  技の対決 一騎打ち

さあ始めよう  この公平な戦いを

 

<ランスロット>

理性を失い うぬぼれて お前は名誉も失うだろう

 

<アーサー>

お前の世迷言にも もううんざりだ

 

<ランスロット>

お前は何もわかっていない 苦痛と試練   お前に何がわかる

道化になった王 それ以上はない

 

<アーサー>

神が私を選択した 私の進む道は 私が決める

 

<ランスロット>

一人で行け 行き止まりの道  生命に対する尊重のない王

 

<ランスロット/アーサー>

必要ない /必要ない  すべて終わった /すべて終わった

行き止まりの道

 

アーサーの剣がランスロットの左腕をかすめたところで、グィネヴィアが止めに入る。

声をかけるグィネヴィアを無視して、アーサーは出ていってしまう。

グィネヴィアは残されたランスロットの傷の手当をする。

 

 

26. 욕망 欲望 (マーリン・モルガナ)

 

森で黒魔術を行っているモルガナ。背後から登場するマーリン。

「なぜ今は何も教えてくれないのか」と問うモルガナに、マーリンは「お前の中の竜の炎があまりにも強すぎるから」と答える。

 

<マーリン>

なぜ炎は 止められずに広がるのか すべてを灰に変える

夢見る者は 甘い希望に落ちたまま  目の前の 闇が見えないだろう

誤りで始まった欲望の終わりは  終わることのない苦痛だけ

手に入れたい心を どうすることもできない

避けられない 宿命

 

誘惑 中毒 蜘蛛の毒  甘い罠に掛かった お前の身悶え

燃える欲望 お前を呼ぶ 理性を失い炎に呑み込まれる

 

<モルガナ>

私たちを呼ぶ欲望の  よどみない手招き

今日を 生きさせてくれる力  わからないけれど 

私たち 最後まで行ってみなければ  悲劇が待っているのだとしても

人生は時に 私たちを縛りつける

罠にかかった命  欲望を捨てたまま 生きることはできない

逃げて行く道はない

 

<モルガナ・マーリン>

燃える欲望 お前を呼ぶ  理性を失い炎に呑み込まれる

欲望 (誘惑) 熱望 (中毒)  甘い罠に掛かった お前の身悶え
 

 

27. 심장의 침묵 心臓の沈黙 (アーサー)

 

アーサーの荒んだ心をなんとか慰めようとするグィネヴィアだが、アーサーには取り付く島もない。

グィネヴィアの言葉を素直に受け取れないアーサーは、最後には「君が父の死の原因を作ったのだ。君が私から杯を取り上げなかったら、父はまだ生きていた」と、八つ当たりのような言葉を吐いてしまう。

傷つくグィネヴィア。

走り去るグィネヴィアを呆然と見送り、「何ということを言ってしまったのか」とアーサーは後悔に沈み、「あなたなしでは何もできない」と亡き父を偲ぶ。

 

 

世の中を知らなかった 分別のない少年

あなたの目には 私の失敗も ただ可愛く見えたでしょう

私をとてもよく知っていた あなたの教え

私の憤怒を鎮めてくれた あなたの手が恋しい

 

もはや明日は空虚な空 全ての希望は消えた

厳しいばかりの風 私が知っていた世界は 終わった

取り返しがつかない ここはすべて廃墟 

影も痕跡も すべて消えた行き止まりの道 

越えられない河 闇に沈む息 黒い心臓の沈黙

 

一人でやらねばならないと言いましたよね

でも あなたなしでは 私は一人です

いつも決まった場所にいたあなたは どこへ行ったのですか

 

もはや明日は空虚な空 全ての希望は消えた

厳しいばかりの風 私が知っていた世界は 終わった

取り返しがつかない ここはすべて廃墟 

影も痕跡も すべて消えた行き止まりの道 

越えられない河 闇に沈む息 黒い心臓の沈黙

 

 

28. 세상의 끝 世界の果て (マーリン)

 

マーリンの部屋に忍び込み、魔術の知識を得ようと部屋を物色していたモルガナ。

戻ってきたマーリンに発見されると、マーリンを誘惑しようとする。

マーリンがその誘惑をはねのけ反撃を開始したところへ、アーサーがやってくる。

アーサーはモルガナをかばって、マーリンを詰問する。

マーリンはモルガナを信用しないようアーサーに忠告するが、アーサーは「私が信用してはいけないのはどうやらあなたのようだ」という言葉を残し、モルガナの肩を抱いて部屋を出ていく。

 

私の胸に息づく以前の君の姿 今は暗闇の中に閉じ込められてしまった君

そう 君は十分に辛い思いをしている その苦痛をもうすべて終わりにしてあげよう

竜の炎を避ける唯一の選択は 君を隠すことだけだった 過酷な運命

それは君の永遠の呪いとなり 君を憤怒に閉じ込められて生きるだけにしてしまった

 

すべて崩壊した世界の果て 彗星が私たちに向かって押し寄せる

唯一の夢さえ消える時 最後に私は何ができるのだろうか

 

 

29. 붙잡으려 해도 つかもうとしても (グィネヴィア)

 

壁で隔てられてしまったようなアーサーの心に苦しむグィネヴィア。

 

とても寂しい時は どうしたらいいの

信じていた愛が 消えていく時  つかもうとしても 

届かない時は どうしたらいいの

求めていた愛が どんどん遠ざかる時  つかもうとしても

 

手の中に雨粒を どうためておける すべて崩れ去る 砂の城

私のそばに彼がいるのに  こんな風に 遠ざかるばかりなのに

 

とても寂しい時は どうしたらいいの

信じていた愛が どんどん遠ざかって行く

すべて 散っていく  つかもうとしても

 

 

30. 눈에는 눈 (reprise) 目には目をrep (アーサー・ウルフスタン・アンサンブル)

 

迫りくるアーサー軍とサクソン軍の決戦の日。両軍の闘志の火花が散る。

集結して士気を高めるアーサー軍だが、その場にランスロットがいない。

アーサーとの諍い以来、姿を消していたのだ。

アーサーは「ランスロットは私が探す。彼は必ず私たちと共に最後まで戦うだろう」と騎士たちに宣言する。