この地球は、一体誰が作ったの？と、Hawai'iの人たちは考えました。
Hawai'iには、きちんとその答えが存在しています。
ハワイ島オネカハカハビーチ
ALOHA！
久しぶりに…
ロミロミの真面目な話しをしたいと思います。
ロミロミとは、何でしょうか？。
「カフナ」という言葉は、ロミロミの説明によく出て来ます。「huna」は、秘密。
つまり、隠された…という意味もありますが、隠れた部分を理解している、という意味でもあります。
カフナという、謂わば専門家（ロミロミだけで無く多種のカフナが存在します）が、病んだ人を診て、癒していました。その中に、ロミロミもありました。
それは、代々家系の中で、またその家系の中でも初めから決まった子どもに伝えられました。
そして、カフナとなる修行を積みます。
カフナは、よくシャーマンという位置付けで語られることがあるが、シャーマンとは、似ている所と似ていない所があります。
シャーマンは、患者に対して変性意識を作り出す。よく、仮面や特別な装いや、ドラムを使うことがあるが、Hawai'iでは、神、精霊、動物を表すときには、声と仕草でそれを伝えます。これは、Hawai'iのアニミズムの持つ一面です。それは現代でもオリの中に体現されています。
そして、Hawai'iのシャーマンは、7つの領域のヒーラーとしての訓練を受けます。この7つは、原則であり、人生哲学でもあります。
この7つの原則をクリアすることで見える物とは何でしょうか？。これは、イメージを呼び出す能力であり、想念を作り出す能力へと繋がります。「ki'i」。それが出来ることがヒーラーであるという認識は、古代Hawai'iも、現代に生きる私の中でも同じ認識です。
つまり、ロミロミというのは、そのヒーリングに含まれる精神世界、精神修行の中で、人が人に触れる部門という小さな一部分なのです。
hunaという体系の中にある一つの部門だけを取り出して、しかもオイルを塗るというほぼクライマックスに近い部分だけを、私たちは1時間、2時間という長い時間を使い、ロミロミをしています。
これはある意味、現代ロミロミと言えるのではないでしょうか？。
では、この、ロミロミを含むHawai'iで行われていたこのヒーリングとは、一体なんというものだったのでしょう？。名前は存在するのでしょうか？
このヒーリングでは、人をリーディングし、問題点を透視し、時に占いを行い、夢を操作したりもします。
また、自然や動物との一体化（憑依）を促したり、夢…つまり潜在意識を書き換えたりもします。ここはほぼほぼ催眠、現代で言う所のヒプノセラピーの世界です。
これらが、Hawai'iのカフナの行っていた癒しであり、ロミロミという人に触れるマッサージ的な行為は現代に於ける揉みほぐし的な外科的治療では無く、筋肉に蓄積された過去の感情を浄化する為の「浄化」であり「禊ぎ」的な接触だったのです。
これが後に、西洋医学の輸入と共に、筋肉や内臓へのアプローチとして健康維持の行為として変化して行きました。
しかし、身体をほぐすだけでなく、本来はこれら精神的な事全体が伴って初めて、目の前にいる人を今よりも良い状態、スムーズに次のステージに上がっていただくことが出来るでしょう。
人間は複雑に出来ているがゆえ、身体だけ、心だけ、で、全体をレベルチェンジ出来る程簡単ではありません。
この様な、精神も肉体も両方の領域に浸透するマッサージ（ヒーリング）が、他に存在するでしょうか？。
しかも、この哲学を更に辿れば、Kū、 Kāne、Lonoに繋がり、神の持つ力や役割が人間の覚醒の元となっているのです。そこに存在した、唯一女性の神はHinaでした。
人間の行うヒーリング、また修練に、神の存在や役割が介在しているものなど、私はこれまで見たことはありませんでした。
しかし、こう考えると、いかに日本で言う「ロミロミ」というものが、単なるオイルマッサージの様に小さく扱われてしまっているのか？という矛盾も感じています。
しかし、日本には、そのhunaに近い考えを持つ人が存在していました。
野口整体の祖である野口晴哉氏の哲学です。
野口晴哉氏の本を読解することでも、人体と精神の向上について両方を学ぶ事が出来ます。
また、思想家でありヨガ行者である中村天風氏の思想を解読すると、huna的な要素を垣間見ることが出来ます。
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しかし、これより更に詳しく学ぶ必要というのは、現セラピストである私やHo`o mālamalamaでロミロミを学んでいる、また学んだ人たちの役割であると考えています。
今年で、ロミロミハーラウHo`o mālamalamaのクラスは5年目、9クラス目に入りました。
これまでの卒業生、また現役生の皆さんの更なるロミロミの世界の拡がり、また意識レベルの向上を目指す為、Ho`o mālamalamaでは、この度ロミロミカンファレンスを開催する事となりました。
（4/26金曜日）
Ho`o mālamalama卒業生が行っている活動、また、各々がサロンで行っている施術は、非常にレベルの高いものであると自負しています。
このハイレベルな意識を更に引き上げる活動を、年に一、二回今後行って行く予定です。
近日中に、卒業生の活動やサロンのリンクを、私のホームページにアップ致します。作業が終わりましたらまたご報告いたします。
本格的なロミロミを志す彼女達の中から、森の中ではなく、都会に居るシャーマン（アーバンシャーマン）が現れることを期待しています。
参考文献
サージ・カヒリ・キング 「アーバン・シャーマン」1995
ロミロミの真面目なお話は、また続きます！
me ke aloha！