もう、理屈じゃないんだよね、
ただ「感じる」ことだけで、
十分なんだ。
ALOHA!
ハワイ島、ヒロで行って来た修行…
に行く前に、おそらく現地で自然の神様にフラを奉納するのだろうという思いで、神様に失礼の無いよう日本で一生懸命フラの振りを覚えて臨みました。
そして2日目に、ハワイの先生は、私たちをフラが生まれた特別な場所へと案内してくれました。
そして、日の出前からオリを唱え、踊り始めると太陽が水平線と雲の間から登ってきました。
ハワイ島の日の出は、ものすごい光の強さで、その光と言ったらまるで光線のようで、登ってくるにつれ、こちらにぐんぐんと迫ってくる力強さに心底驚きました。
すごく眩しいけど、あまりの驚きに太陽を凝視しないではいられません。
必死で覚えた振りなんて(なんて…と言うのは語弊がありますが、、)でも、正直な気持ち、振りが正確だろうが多少違ってようが、そんなことよりも、
日の出の太陽の光の中で踊るという初めての経験を実感することに集中させられてしまいました。
練習している時は、「次なんだっけ??」と考えながら踊ってしまうけど、日の出の光に照らされると、勝手に手足が動きます。不思議…
もしかしたら、所々…いや、かなり…間違えてるかも知れませんが、
今は観客に一糸乱れずの揃った美しいダンスを見せているのではなく、
私は太陽と踊ってる
のです。
ここでは踊りませんでしたが、カヒコの入場で必ず踊る、
Ho'opuka e ka lā ma ka hikina
東の方から太陽が昇る・・・という、その歌詞の実物を見てしまった。。。
こんなに力強いことをやっていたんだ。全く分かってなかった。
太陽に対するフラの奉納が終わり、しばらく唖然としてしまい、本当に、ぼ〜〜っと何も考えられずにいました。
その前夜に先生から、「明日はあなた達を太陽と繋げます」
と、告げられたその意味が、今頃になって実感できます。
自分のメモに、「明日の予定……太陽と繋がる」と書いてあって笑えますが、
本当に予定通りになりました。
水平線から上がってきた太陽のものすごい勢いの、強い光。
その光が自分の身体の中に入り込みました。
自然そのものの強さ、強烈なエネルギー…
人間がかなうわけのないその圧倒的な自然のマナを感じて生きている人たちが踊るそのフラと、人工的なコンビニエンス空間で生きている私たちの、必死だけどどこか着地してない頭で考えて踊ってるフラは、違って当たり前… と思いました。
もう、努力だけではどうにもならない。
それでも、この日、この場所で、強い強い日の出の光が自分の中に入って、
私は太陽と繋がった!
と、思ってます。
風は肌寒かったけど、太陽の刺すような光線がすごく熱かった瞬間、自分が太陽の中に取り込まれたと思いました。
その感覚は今でもはっきり覚えています。
この感覚を忘れなければ、私は一生、
太陽と繋がってる!
…と思います。
me ke aloha!