黒田記念館 そして国際こども図書館 | 目からウロコの異文化交流

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―日本語教師のつれづれ日記―

金曜日、ブロ友さんに教えていただいた黒田記念館に夫と行って参りました。

 

例によってシルバーパスを駆使して、バスと都営大江戸線を乗り継ぎ上野御徒町にて下車。

ランチまで時間があるので、松坂屋の7階に三つある美術ギャラリーへまっしぐら。

 

藤田嗣治と棟方志功の本物があったので、しっかり拝ませていただきました。

そして隣のギャラリーでメルヘンチックなノブ・サチの絵も見てきました。

 

美術品を鑑賞するのは結構エネルギーがいるもので、感動なんかしちゃった日には、ちと疲れてしまう。

黒田記念館の後で東京国立博物館の常設展「博物館に初詣」にも行く予定なのに。

 

私としたことが、6階の催事場まで覗いちゃってさ。

今後は時間配分を考えなくちゃねウインク

 

12時前には寿司屋「太一」に入って、お得で美味しいランチを食べるつもりでした。

穴子丼にしようか、バラちらしにしようか、やっぱり穴子かなニコニコ

 

嗚呼、気持ちはすっかり穴子丼になっていたのに。

でも、その日は仕込みが忙しくてランチはお休みとのこと。

 

仕方がないから近くの別の店へ。

レトロな店内がものすごいことになっていて、絵馬がびっしり。

でっかい天狗のお面もね。

 

鎧兜もあるなんて叫び

 

古いラジオと糸巻きもあって、不思議な空間でした。

 

夫が頼んだネギトロ丼です。

生姜焼きにするって言ってたのに、まさかの突然の心変わり。

 

私はミニ麦とろ定食です。

ひょっとして外食で、とろろを食べるのは人生初かも。

 

腹ごしらえをした後、黒田記念館への道すがら、こんな立派な門が目

かつて鳥取県池田藩の藩邸にありましたが、こちらに移設された黒門です。

古色蒼然、威風堂々としていて、その存在感に圧倒されます。

 

はて、これ何の門だろう?

近くに行って確かめたら東京藝術大学でした。

上野にあるのは知っていましたが、ここにあったのね。

 

黒田記念館はこちら。

 

日本洋画家の父・黒田清輝(1866〜1924)の作品が観られますが、点数はあまり多くありません。

そりゃそうだよね、だって無料だものウインク

 

ときどき作品の入れ替えをするようで、教科書に載っている「湖畔」は年に何日かお披露目するようです。

スタッフによれば、今年の日程は以下の通り。

 

2月18日(日)、3月17日(日)、3月26日(土)〜4月7日(日)

こうなったら、必ず行くつもり。

残念ながら撮影禁止だったので、写真は1枚もありません汗

 

東博へは西門から入るつもりで歩くも、出口専用だったので戻ることに。

途中で反対側にそびえる、あまりにヨーロッパ的な建物に目を奪われました。

前に設置されていたプレートによれば、明治39年(1906年)に帝国図書館として建てられたルネサンス様式の洋館。

 

現在は国立国会図書館の「国際子ども図書館」として使われています。

こうなると中を見たくてしょうがない私たち爆  笑

 

ああ、やっぱり思った通りキラキラ

このタイル張りの壁がいいわ合格

 

このアーチ、そして石の階段も堪んない。

 

真下から見ると。

手すりの鉄製の透かしも雰囲気ね。

こんな明治時代の洋館が、私は大好き。

 

平成27年(2915年)にできた、ガラス張りのアーチ棟が眺められるカフェをめっけ。

疲れた身体を休めて、温まるにはこれしかないでしょう。

ケーキはイチゴのミルフィーユで、にょろっとしたデコレーションはベルギー製チョコレート。

信じられないことに、これで950円也。

 

トンカツ定食やカレーなどもあって食事もできるし、空いてるし、雰囲気も悪くないし、ここは使えそう合格

スタバで長いこと順番待ちして、隣の席との距離が近すぎる窮屈な店内で、行列の人を見ながら飲むコーヒーはなんだか落ち着かないもの。

 

英気を養って東博へ向かいました。

実はここからが本番なのですが、その様子は後日また。