ハロウィンは大きな事故もなく無事に終りました。

次のビックイベントはクリスマスでしょうね。

 

さて、今期のドラマの推しは、なんといってもこちら。

ご存知「きのう何食べた?シーズン2」です。

テレビ東京で土曜日の午前0時14分からのオンエアです。

 

シーズン1から全話、そして正月スペシャルも観ましたが、残念ながら劇場版はYouTubeで観ました。

よしながふみのコミックが原作の中年ゲイカップルの日常を描いたドラマです。

 

ハンサムでシュッとした弁護士のシロさん役は西島秀俊、そして人当たりのいい美容師のケンジ役の内野聖陽のダブル主演。

 

シロさんにベタ惚れのケンジの可愛らしいこと。

照れながらも、それをさりげなく受け止めるシロさんも素敵です。

 

このドラマ好きなところは、悪い奴が一人も出てこないこと。

そりゃ個性的な面々が出てきてますが、悪者はいません。

 

それに毎回ストーリーにまつわる料理レシピが出てくるのが楽しいし、役に立ちます。

ある評論家曰く、良いドラマだけれど、めんつゆと顆粒だしで作るような料理はいただけないと。

 

私はこれには大反対むかっ

だってシロさんは倹約家で料理上手という設定なのだから、それでいいんですよ。

 

ダシを一から取って、高級な食材を使う料理はありえないですよ。

いったいこの評論家は、ドラマの本質を捉えているんだろうかと疑問に思ってしまいます。

 

節約料理だけじゃなく、誕生日やクリスマスなどのイベント料理だって出てきます。

我が家では、マヨネーズ+ねり梅+わさび+醤油+みりんのドレッシングがすっかり定着しています。

 

周りを固める人々も良い。

 

もう1組のゲイカップルも登場します。

テレビディレクターの小日向さん役の山本耕史と、ジルベールことワタルくん役の磯村勇斗。

 

ワタルくんの度を超えたワガママに、精一杯応えることを生き甲斐にしている小日向さんが凄い。

小日向さんちでは、高級食材をふんだんに使ったゴージャスな料理が多いんです。

 

近所のスーパーで知り合った料理仲間、佳代子役の田中美佐子とその家族とのやりとりも楽しい。

ケンジの職場の美容室の店長役のマキタスポーツと妻役の奥貫薫の、表面上は穏やかながらヒリヒリしたやり取りもスリリング。

 

シロさんの法律事務所の人たちも、なかなかいい味出してます。

シロさんの母親役は梶芽衣子、父親役は田山涼成。

 

ゲイの息子を持った両親の戸惑いや苦悩、それを受け入れようとするも、それができないジレンマが見事に表現されています。

ケンジの母親と二人の姉も初登場にして、ケンジとシロさんの仲を認めています。

 

オールスターキャストです。

深夜にコソっとやっているドラマですが、私はイチオシです。

毎回録画して、何度も観ちゃう。

 

出てくるシーンはシロさんとケンジの住むマンション、職場、小日向さんとワタルくんのマンション、たまに佳代子さんの家ぐらいのもの。

近所の公園ぐらいで大掛かりなロケもないし、製作費があまりかからない低予算ドラマかと爆  笑

右上矢印「VIVANT」とは比べるべくもない

 

それでも観終わった後はいつも、ほっこりして、温かい気持ちになります。

ほんの些細なことでも幸せだと感じる心を、改めて思い起こさせてくれるドラマです。

 

サスペンスドラマや刑事物も好きだけど、こんなドラマも好き。

もう男女の恋愛模様を描いたドラマには、あまり興味が無いのです。