みなさまは当座預金の口座をお持ちでしょうか?
私も夫も持っておりませんが、それが日本では一般的じゃないかと思います。
実家は商売屋だったので、支払いのために小切手や手形用の当座口座を持っていました。
亡父が小切手帳に手書きで金額を記入して、小切手を切っていたのをなぜかよく覚えています。
アラビア数字ではなく漢数字で壱、弐、参…拾、佰、阡、萬でした。
今ではチェッカーライターで打つのでしょうね。
そもそも今でも小切手が以前のように頻繁に使われているのかって話ですけど
欧米では商売をしていない個人でも、少額の支払いに小切手を切る習慣がありましたよね。
古い映画やテレビドラマで、よくそんな場面を観ました
手切れ金払うのに小切手にサインしながら「金額はきみの好きな数字を入れてくれ」なんていう場面もあったっけ。
「こんなものはいらない」と手渡された小切手を勢いよく破り捨てるなんて場面もね。
今でも欧米で小切手はよく使われているんでしょうか、それとも今はネットバンクで送金するんでしょうか。
な〜んてことを考えるキッカケになったのが、アメリカとオーストリアのミックスRさんとのレッスンでした。
現在、Rさんは外資系企業の東京支社にお勤めですが、来日した昨年7月に銀行に口座を開設。
そのときにChecking account(引き落とし用口座)とSaving account(貯蓄用口座)を作りたいと銀行に相談しました。
そのとき銀行員に変な顔をされたそうですが
そして給料は二つの口座に分けて入金されるよう手続きしました。
日本では一つの銀行で同じ名義で口座を二つ作れないので、たぶん当座と普通口座を作ったのでしょう。
日本の当座口座は利息がつきませんが、銀行が倒産した場合のペアオフでは全額保護されます。
普通預金では1000万円+利子のみです。
アメリカのChecking acountは利息がつきます。
そしてペイオフは銀行によって違いますが、大体25000ドルまで保護されるそうです。
そんなことをお互いに話しましたが、そこから共通名義の口座の話題に発展しました。
Rさんによれば、アメリカでは結婚していないカップルでも一緒に住んでいれば連名で一つの口座を持てるそうです。
その口座からは、二人共同で支払う家賃、光熱費、食費などを払うとのこと。
調べてみたら、日本ではカップルや夫婦が連名で口座を開設することはできないことになっています。
でも、依頼すれば家族カードとしてキャッシュカードを複数枚発行してくれるそうです。
昔、専業主婦が多い時代には家計は夫と妻のどちらが管理するのが普通で、我が家の場合は私が大蔵大臣でした。
とまあ、お金の話って盛り上がるもんです