あんこ好きなフランス人? | 目からウロコの異文化交流

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―日本語教師のつれづれ日記―

優秀な生徒さん、フランスのVさんと「食べます」「飲みます」の動詞の練習したときのこと。

 

「暮らしの日本語 指差し会話帳」の絵を見せながら

赤ワインをよく飲みますか?」「はい、よく飲みます」というやりとりをします。

その後、白ワインは?ウォッカは?ウィスキーは?などとやりました。

 

食べるの練習では「納豆をよく食べますか?」「いいえ、全然食べません」

右上矢印だいたいこんな答えが返ってきて予想通り

 

もっと否定形の練習してもらおうと「あんパンをよく食べますか?」と聞いてみました。

「食べません」という返事を期待して。

 

ところが「はい、ときどき食べます」の答えに、え〜〜っ!?

何かの間違いじゃないかと、もう一度聞いても答えは同じ汗

 

小豆あんは一般的に英語でred bean paste、来日して日の浅いJさんが知ってるなんてちょっと信じ難い。

よくよく聞けばオモシが好きだと言うじゃありませんか。

 

いったいオモシって何なのよはてなマーク

Vさんにスマホでアルファベットで検索してもらったらomochiお餅だと判明。

特に大福が大好きなんだって叫び

 

私の個人的なリサーチ(面白いからよくやるのウインク)によれば、アジア系の生徒さんの大多数はあんこ好き

でも欧米人は、あんこが苦手な人が多い。

 

彼らは豆をサラダ、スープ、煮込み料理などに入れたりして、味付けの基本はおかず風

甘い豆というのは受け入れられないみたい。

 

美味しいのにねぇ!!

それに和菓子はバターなどの動物性油脂を使ってないから洋菓子よりヘルシーなのに。

と、ここで思い出しましたひらめき電球

 

麻布十番のレジデンスに住んでいたアメリカのDさんは鯛焼きが好きだったっけ。

はい、有名な鯛焼き屋に行列ができてるので好奇心から並んで買ったのが始まり。

 

日本にこんな美味しいスイーツがあるなんて!!と感激。

しかも熱々、それ以来ハマっちゃったみたい。

甘い豆という先入観なしに食べたから良かったんですね。

 

この週末にVさんはご主人と銀座に買い物に行くというので木村屋を教えました。

そして買うときに困らないように、粒あんこしあんの違いも解説しておきました。

 

ちなみにVさんはこしあん派ですが、私は粒あんの方が好きです。

 

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