一昨日の板門店での南北首脳会議のニュースを見て14年前を思い出しました。

2004年は韓流ブームまっ盛り、夏休みに家族でソウル観光をしました。

 

非武装地帯ツアーにも参加しましたが注意点がやたら多かったのを覚えています。

まず服装は襟のあるシャツ着用のこと。

 

Tシャツは北では下着と見なされ、南、ひいては西側諸国は貧しいというプロパガンダに利用されるからNG。

ジーンズも労働服に見えるのでダメ。

 

ちなみに夫がかぶっていたジーンズ生地のキャップさえもダメだと言われました。

確か短パンもいけなかったような。女性用のロングスカートが用意されていたと記憶しています。

 

戦闘状態になった場合に逃げられないからサンダルはNG。

何も起こってない状態では絶対に走ってはいけない

 

等々、あんまり脅されるものだから、かえって本当なんだろうか腕組みと疑ってしまいます。

参加者の緊張感を煽るのもサービスのひとつなんじゃないか、なんてね。

 

もちろん写真撮影も制限され、セキュリティチェックもそれはそれは厳しかったです。

当時は国連軍が駐留していて、バーでバドワイザーを飲んだことを覚えています。

 

ツアーの終わりに集合写真が挟まれた冊子をもらいました。いや買ったのかな?失念汗

歴史的な経緯も書かれていて勉強になります。
 
正面が自由の家。
手前の青い建物が軍事停戦委員会ですが、この中だけは南北の境界線を行ったり来たりできます。
 
冊子にはこんな地図もありました。
一昨日はテレビを見ながら、南北首脳が歩いた道をたどっておりました。
 
会談後には朝鮮半島の非核化を発表しましたが、時期やプロセスについての言及がなく具体性に欠けています。
この約束が反故にされるんじゃないかという懸念はあるものの、南北関係が前進したことは確かです。
 
首脳の二人は笑顔満面、全ての行事を終えた後で顔が引きつったんじゃないかと密かに心配しております。
南北関係が改善するのはいいけれど、反日を利用して結束を図るのはちょっと…
 
フィリピンで慰安婦像が撤去されたというニュースも入ってきたことだし。
さあ、これからの米朝関係はどうなっていくんでしょうか。
 
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