無事に入園許可証を貰って、それを療育の先生にも話した。このころ何か評価するだか何だかでS先生とケースワーカーTさんと面談があった。通いだしてからの息子の様子、幼稚園で面接どうだったか、雑談(笑)等。そして最後‥S先生が「いやぁお母さんすごく頑張ってるよ」と言った。私の涙腺は崩壊した。すごく嬉しかったし、初めて他人から認めてもらえたような気がした。
前を向いて少しずつ歩き出したがやっぱり苦しい時もあった。誰にも分かってもらえない、健常児が羨ましい、友達の誰かに障害児が生まれたら話せるのに、何で何で何で!!そんな黒い感情の日もあった。必死に前を向こうとしてたのかもしれない。幼稚園に入ることを決めたのにやっていけるのか不安だったのかもしれない。
そんな色々な感情が一気に溢れた。ひっさしぶりに他人の前で泣いた。「今までしんどかった、周りは成長するのに息子だけ言葉が出なくて落ち着きなくて‥」何を言ったが覚えてないがワンワン泣いた。S先生は驚くこともなくウン、ウンと聞いてくれた。落ち着いた私に最後「頑張りすぎないようにね、あなたは今のままで十分息子君と上手く接して育ててる」そう言ってくれて「また来週ね」と別れた。目が腫れたまま自転車で帰った(笑)
今でも忘れない大切な思い出。