364日 | 馬なりで行こう

馬なりで行こう

好きな物と、日々のあれこれ

 

 

 

1年にわずかに満たないその日数は

 

私がろくと過ごした、すべての時間です。

 

 

 

2月の半ば、突然ろくは天国へ行ってしまいました。

 

嘘みたいに、あまりにもあっけなく

 

 

小さな体だから、庭にお墓をとも思いましたが

 

大切な家族だから、先に虹の橋を渡ったウサたちと同じようにしました。

 

 

お葬式の日は、ちょうど1年前にろくがうちへやって来た日でした。

 

「家族1年目」のお祝いをするつもりだったのに。

 

 

四十九日も納骨も済んで、今度の日曜が合同の慰霊祭の日です。

 

ろくの名前が刻まれた墓碑への、位牌入魂式です。

 

 

 

 

ろくと過ごした楽しい日々を、まだ思い返すことはできません。

 

じっくり思い出そうとすると、胸が苦しくなって涙があふれて、なにもできなくなるから。

 

 

 

 

亡くなった日は夫の誕生日でした。

 

「なんで俺の誕生日を命日にするんや」と悲しむ夫に

 

一緒にいたのが短い時間だったから、「忘れないでね。」ってことよ、きっと。

 

って言ったけど

 

忘れるはず、ない。