2019年3月のイタリア・フィレンツェの旅行記です。
観光2日目は、フィレンツェの中心地区であるドゥオーモ周辺を観光していきます。
白と緑の大理石で覆われ、実に厳正で合理的なプロポーションです。あのダンテが「わが麗しのサン・ジョバンニ」とたたえた美観を誇ります。
フィレンツェで最も古い聖堂建築(ロマネスク様式)と言われています。(11世紀から建築が始まり、12世紀半ばに完成。100年かかっている)
外部が3層からつくられてるんですね。
第1層は円柱と付け柱。第2層は半円アーチで3分割。
第3層は3つの正方形の中にそれぞれ3つの長方形。屋根は八角形でつくられています。
ドゥオーモ方面の東扉は、彫刻家ギベルティによるもの。後にこの扉はミケランジェロにより「天国の扉」と名付けられることになります。
これが見せ場で、いつも人だかりができます。
人が少ない早めの時間帯だと、誰にも邪魔されず撮影できるw
旧約聖書からの場面が描かれますが、現在の扉はレプリカで、本物はドゥオーモ付属美術館で見ることができます。
ちなみにこのレプリカは日本人の寄付によってつくられたそうですね。
洗礼堂の扉については、北扉作成の際にギベルティ対ブルネレスキのコンクールが行われ、ギベルティが勝利したという出来事がありました。この二人は生涯のライバルとなります。
扉の上の彫刻は「イエスの洗礼」(A・サンソヴィーノ、16世紀初頭)です。
内部はやはり厳粛な雰囲気です。
床は一面モザイク模様で覆われています。
天井のクーポラは、金地のビザンチン風モザイク画で覆われています。
13世紀のモザイク画「最後の審判」です。
一部修復中でした。
これは多分ドナテッロとミケロッツォによる「法王ヨハネ23世の墓」だと思います。
この日は確か「世界女性デー」とかで、女性だけのデモ行進が見られました。
デモというと、日本の場合は大抵左翼による動員だと思ってしまいがちだけど、こっちのデモは普段着で自然発生的な印象があります。
続いてジョットの鐘楼を上っていきたいと思います。
高さ85メートル!階段で463段あります。果たしてこれを上りきれるか!
ジョットの鐘楼は1334年(日本では建武の新政の年)に、画家ジョットが初期設計、工事は彫刻家のピサーノによって建設が始められ、1359年にはほぼ完成しました。
実はジョットの仕事は下層部の設計だけで、たいして関わってないそうです。でもジョットといえば西洋絵画史におけるビッグネームですから、自然と名前が残ったんでしょうね。
この1辺も15メートルあるそうですね。
三色の大理石によって塗られた華やかなデザインの、ゴシック式タワーです。
さあ、いよいよ入場していきます。
ひたすら狭い階段を上っていきます。
五層からなっていて、時折休憩して展望することができます。
ドゥオーモのクーポラ見えました!
サン・ジョバンニ洗礼堂を見下ろせます!
ヴェッキオ宮殿も見えますよ。
さあ、まだまだ先は長い。
ドゥオーモ、また見えました。ドゥオーモのクーポラも今回は上りませんでした。ジョットの鐘楼に上った方が、ドゥオーモが見れるからいいかなと。
美しい街並みですねえ。
さらに上へ。
鐘楼だけに鐘も発見!これはかつて使われていたものだそうですね。今も12ほどの鐘が時を告げるために鳴り続けています。
だいぶ近くに見えるようになった。
クーポラに上ってる人たちが見えますね。
この統一感ある景観は見事ですね。
またさらに上へ。
人もはっきり見えますね。
最上部まで来ました!
管理の兄ちゃんも暇そうです。
ぼお〜っとしてりゃ給料もらえるんだから、頑張ってるふりくらいしろや笑
さあ、後は降りていきます。
この狭さですからね。すれ違う時は大変です。お互い譲り合わないとダメですね。
ようやく下界に降りてきました。ショップは様々なものがありました。
ドゥオーモの傘w いいね、そのアイディア。
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