観戦記 11/6 J1参入プレーオフ2回戦 熊本対山形 | ZGS(残塁グランドスラム)

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2019年6月にヤフーブログより移転しました(旧タイトルは「ホークス狂日記」)野球はホークス、サッカーはアビスパ、音楽はBOØWYとポール・マッカートニーが好きです。

5日土曜日にアビスパのJ1残留が決まってホッと一息つき、やっと精神的な余裕が出て来たので、熊本のえがお健康スタジアムにJ1参入プレーオフ2回戦の熊本対山形を観に行きました。

 

 

 

えがお健康スタジアムへは「うまかなよかなスタジアム」時代の9年前に行ったのが最後で自家用車でしか行った事が無かったのですが、今回は公共交通機関で行く事にしました。

色々調べてみると次の事が分かりました。

 

1・JR光の森駅を起点に往復ともえがお健康スタジアムへのシャトルバスが出ている事

 

2・高速バスひのくに号が停車する武蔵ケ丘バス停から徒歩10分弱のところにJR武蔵塚駅がある

 

3・武蔵塚駅から光の森駅からは一駅。なお豊肥本線は概ね1時間2本程度の運行

 

 

よって武蔵ケ丘バス停→武蔵塚駅→光の森駅→えがお健康スタジアムというルートで行く事にしました。

 

 

 

当日は8時10分天神高速バスセンター発のひのくに号で熊本に向かいました。

武蔵ケ丘バス停には9時50分頃に到着。ここから武蔵塚駅から電車で、と思いましたが光の森駅までの電車賃170円が惜しくなったので(笑)このまま光の森駅まで歩く事にしました。

 

 

途中豊肥本線の電車を眺めながら線路沿いを歩く事約2km弱、所要時間20分ぐらいで光の森駅に着きました。感覚としては福岡空港からベススタ、唐人町駅から福岡ドームの8ゲートぐらいでしょうか(ホークスファン並みの感想)

 

そして光の森駅からはシャトルバスです。この日は往路は10分間隔で運行されていました。所要時間は10分ぐらい運賃は210円でした。交通系ICカードも使えます。因みに写真のバスはシャトルバスではなく、偶然停まっていた路線バスです。

 

天神から2時間半でスタジアム着です。途中170円をケチらずに電車に乗ったら2時間10分ぐらいで行けたと思います。

 

熊本と言えばスタグルなので、早速何か買おうと思ったら、既にどこのお店も長蛇の列。試合開始2時間前なのに凄い人出です。ベススタのスタグルゾーンの感覚でいたら痛い目に遭いました。

 

それでもどうにかアスパラベーコン(380円)

 

ちくわサラダ(200円)

 

そしてビール(600円)をゲット出来ました。この為に車ではなく公共の交通機関で来たようなものですからね(笑)。好天の下で飲むビールは最高です。

 

この日はバックスタンドの席に座りました。

 

スタメンです。

 

 

熊本のゴール裏はコレオで選手を迎えます。

 

 

こちらは山形ゴール裏。先週の岡山との1回戦に続き西日本遠征お疲れ様です。

 

 

試合は前半12分イヨハ 理 ヘンリー選手のゴールで熊本が先制

 

しかし山形は前半17分に山田選手

 

前半24分に南選手がゴールを決めて2-1と逆転します。

 

劣勢の戦況を見つめるロアッソくん。まるで野球の監督のような立ち居振る舞いです。

 

 

前半は山形リードで終了。このまま行けば山形が決定戦進出なのですが

 

 

後半5分にアビスパU-15出身の杉山選手がPKを決めて2-2の同点に追いつきます。

 

これで形勢逆転。熊本がこのまま行けば決定戦行きになるのでスタンドのボルテージは最高潮です。

 

その後山形の決定的なチャンスを「クロスバー」選手とGK佐藤選手の好セーブに阻まれるなどして

 

2-2の引き分けで終了。レギュレーションの関係で年間順位上位の熊本がJ1参入プレーオフ決定戦に進出を決めました。

 

最終スコア

 

サポーター席に挨拶をする山形の皆さん。リーグ戦終盤の追い上げ、そしてプレーオフの戦いぶりはお見事でした。

 

ロアッソくんと戯れるターレス選手

 

当該チームのサポの皆さんはハラハラドキドキな試合だったと思いますが、熊本寄りの第3者として見て本当に面白い試合でした。特に前半から後半5分まではジェットコースターみたいな展開でした。そしてスタジアムの雰囲気が良かったです。一時ビハインドになった時も罵声は聞かれず前向きな空気でした。そしてピッチに降り注いだ手拍子もなかなかの迫力でした。

 

そして周りから聞こえて来る熊本弁もまた心地良い。私の母方は熊本なので何か親戚の家に来たような感じで居心地が良いスタジアムでした。だからこそアビスパが無事J1残留しプレーオフで熊本と対戦せずに済んで良かったと改めて思いました。

 

 

決定戦進出が決まったので勝利の儀式のカモンロッソも行われました。

 

次はJ1・16位の京都との対戦となりますが、気になるのは熊本がプレーオフで各試合2失点ずつ喫している点です。決定戦で引分けたら昇格出来ません。勝利のみが昇格の条件となります。その辺は現場も百も承知でしょうから日曜日までにどこまで守備を修正出来るか注目です。そして京都は熊本・大木監督がかつて率いてプレーオフまで導いた古巣でもあります。そういう意味でも注目の1戦です。ロアッソ熊本の健闘を祈ります。

 

 

 

 

・・・と、プレーオフ観戦を堪能したのですが、問題は帰りです。三々五々スタジアムに集まって来る往路とは違い、光の森駅行きのシャトルバス乗り場は長蛇の列です(想定の範囲内)。バス乗り場で30分も40分も待つぐらいなら歩く方がマシだという事で取り敢えず光の森駅を目指して歩きました。

 

道中の景色はこんな感じ。遠くに阿蘇の外輪山と思われる山々が見えます。なかなか素晴らしい景色です。

 

Google先生のナビに導かれて歩く事3.5km、45分ぐらいで光の森駅に着きました。ここから電車に乗ろうと思ったのですが、案の定駅のホームには溢れんばかりの人だかり。なので結局武蔵ケ丘バス停まで歩く事にしました。電車に乗るなら光の森駅よりもひとつ阿蘇側の三里木駅まで歩いた方が確実に乗れそうです(スタジアムからの距離はさほど変わらない)

 

途中コンビニに寄ったりしたので、えがお健康スタジアムから歩く事約70分でやっと武蔵ケ丘バス停に着きました。ここにはひのくに号は20分間隔ぐらいでやって来ます。この日は5分ぐらい待ったらひのくに号がやってきました。

 

因みに帰路で歩いたルートはこのような感じです。違うルートならもっと早く行けたと思います。気候的にも暑くも無く寒くも無く快適なウォーキングでした。ただこういう事が出来たのは昼間だからです。道中は人家がまばらで街灯が無いところも多くナイター帰りで長距離歩くのは厳しいです。J1に昇格するとアウェイサポが今まで以上に多くやって来ます。そういう意味での熊本の補強ポイントはスタジアムアクセス改善のような気がします。そうは言ってもシャトルバスと熊本方面の豊肥本線を増発もしくは増結する事ぐらいしか思いつかませんし、運営側も既に現状打てる手は手を打っていると思います。こう考えると車で行くのが無難なのかもしれません。