7月は鷹の祭典があった事もあり主催試合が15試合(うち1試合は東京ドーム)もあったホークスですが、8月は京セラドームでの鷹の祭典1試合も含めて7月の約半分の8試合しか主催試合がありません。
更に言うとそのうち5試合が土日祝日開催で、帰省客や長い遠征でホークス観戦に飢餓感が出て来た地元ファンの観戦欲を刺激するような日程を組んで結果チケットの売れ行きが好調になるという、ビジネス的には美味しい展開だと思います。
そしてそのどさくさに紛れて貴重な平日開催の21日22日をシルバー日程に設定するなかなかエグイ事もしています。かつてはお盆といえども法的には平日という解釈で平日価格でお盆期間の試合のチケットを売っていたのが懐かしいです。折角ならその増収分でドーム内の携帯電話の電波の改善を行っていただきたいものです。
そして山の日の今日は日本ハムとの3連戦の3戦目、まさかの?連勝と夢のスイープが見えてきましたが、私ぐらいネガティブな人間になると「相手もプロ、スイープとかそんなに甘くない」という考えが真っ先に浮かぶのです。
もっとも1勝1敗で今日を迎えた時は「流石に勝ち越しは厳しいだろ」と思い、連敗で今日を迎えたら「どうせ3タテを食らうんでしょ(やさぐれ」と思うので、結局はどう転んでもネガティブな事を考えると思いますが・・・・。
もし今日ドーム観戦でなかったらこのような気持ちにはならなかったと思います。チケット代という身銭も切っているからにはやっぱり負けるより勝つに越した事はありません。
だったら行かなければいのですが、それでも喜んでチケットを買ってしまうのがファン悲しい性です。
そんなネガティブ思考を吹き飛ばすには美味いスタグルです。というか酒です。お馴染の試合前なら500円ビールの後は今日初めて凍結レモンサワーを飲みました。凍らせたレモンを入れたサワーなのですが、これが超美味い。これだけで幸せな気分になれます。何とも現金なものです。
先発の和田投手は立ち上がりいきなりの三者連続三振という上々の出だし。素晴らしいのですが、こういう時は逆に危険です。持病の一発病が出ます。しかもクリーンアップではなく、下位打線に打たれます。過去で言えば鵜久森選手とか。そんな事を思っていたら7番打者の横尾選手にソロを打たれました。ある意味これはお約束なので、仕方ありません。和田投手は5回まで投げてこの1失点ででした。もし不調だったら清水選手あたりにも打たれたかもしれません。
そんな和田投手に対して打線が初回から援護します。日本ハム先発の「帰って来た」吉川投手から内川選手のタイムリーの後にデスパイネ選手の2ランホームランでいきなり3点を先制しました。
日本ハムはお馴染のオープナーを採用し、3回からは金子投手を投入、パッと見は短期決戦のような投手起用みたいです。とはいえ、金子投手が投げている間は案の定くホークス打線は沈黙です。
そうなると流れは日本ハムに傾くのですが、それを食い止めたのは7回一死二三塁のピンチで登板した甲斐野投手です。1点は仕方がないという場面を連続奪三振で切り抜けました。頼もしいルーキーです。
そして3-1で迎えた8回裏にはデスパイネ選手の3ランが出て6-1
これで9回は左団扇だ。森投手も温存出来ると思ったものです。
しかし9回5点差で登板した加治屋投手が乱調、気がつけば2点を返されてきな臭くなってきました。
ここは点差もあったのだから抑えて欲しかったのですが、世の中そんなに甘くありません。そして彼の場合は昨年の勤続疲労もあります。
最後は二死満塁と一打逆転まで行きましたが、森投手が何とか締めて6-3でホークスが逃げ切りました。
森投手を温存とさっきは書きましたが、8回裏に入った時点では3-1と2点差だったので、恐らくブルペン投球はしていたでしょう。だから仮に加治屋投手が最後まで投げたとしても厳密には温存とは言えないのかもしれません。いずれにせよこの3連戦スイープ出来るとは全く予想していませんでした。
(詳しい内容はコチラ)
この日のヒーローは2本塁打5打点のデスパイネ選手と好リリーフを見せた甲斐野投手、そして先発して5回1失点の和田投手でした。それにしても和田投手の投球は故障明けとは思えないぐらい良かったです。直球は最速で146km/h、以前より球速が上がっているような気がします。彼の存在は若い投手が多いホークスにとって大きいです。まさに生きる教科書です。
これでホークスは4連勝、2位に5ゲーム差をつけての首位です。オールスター前は2位に7ゲーム差をつけて独走か?と言われましたが、その後6連敗もあって一時は2位と0.5ゲーム差まで詰められました。まるでここ1か月はジェットコースターに乗っているような感じでした。そう考えるとまだまだひと山もふた山もあるでしょう。油断は禁物です。