○坊城俊良著 宮中五十年 明徳出版 昭和３５年刊
○坊城俊良１８９３－１９６６ 幼少にして侍従職出仕以来、宮内官として皇室に奉仕した。旧伯爵。
○明治天皇１８５２－１９１２
○英照皇太后１８３５－１８９７（孝明天皇女御 のち皇太后に冊立）
○昭憲皇后１８４９－１９１４（明治天皇皇后）
○貞明皇后１８８４－１９５１（大正天皇皇后）
●明治天皇と昭憲皇太后
●お食事は，昼も晩も御一緒に召し上がられたが、明治天皇はなかなか座談がお上手であり、現在のこと、あるいは過去の思い出など、面白くお話になり、よく皆を笑わせられるのがつねであった。お声も大きく，御間一つ隔ててもよく聞き取れる程であった。お話しの材料も非常に豊富で、皇后様はいつもよきお話し相手、聞き上手であらせられた。
〇明治天皇は酒を好まれて、ワインをお飲みになったようです。皇后は陛下の飲酒をたびたび諫められていましたが、酒を飲んで楽しむという姿勢であったようです。
●私どもは朝の出勤と晩の退勤の時は、必ず聖上と皇后様のところに挨拶に行きお辞儀をする。朝は皇后様の御殿へ参ることになっていた。その時刻にはお召し替えもすみ御座所のことが多かったが、たまにはお化粧の部屋のこともあった。そして退出するときには，必ずいたわりのお言葉があった。私どものような、子供に対しても常に有り難いお心遣いであった。
〇昭憲皇后は小柄な方で、明治天皇とは対称的でした。教育を奨励され、女子教育の普及に努力されています。
◎阪神タイガース 佐藤輝は怪力です。軽く合わせたようにしか見えないスイングでバックスクリーンまで飛ばしてしまいました。
◎得点は相変わらず１点というていたらく。ピッチャー陣は２点取られたら勝てないという試合を何回もしている。気の毒です。６月の阪神の株主総会が荒れることを願っています。