○坊城俊良著 宮中五十年 明徳出版 昭和35年刊

○坊城俊良1893-1966 幼少にして侍従職出仕以来、宮内官として皇室に奉仕した。旧伯爵。

○明治天皇1852-1912

○英照皇太后1835-1897(孝明天皇女御 のち皇太后に冊立)

○昭憲皇后1849-1914(明治天皇皇后)

○貞明皇后1884-1951(大正天皇皇后)

 

●明治天皇と昭憲皇太后

 

●昭憲皇太后(当時皇后)の御座所は、聖上の御座所とは別棟であって、長い廊下でつながっていた。聖上は毎日御前十時三十分には表の御学問所にお出ましになり、お昼には十二時半には奧へ入御、そして午後はまた三時半から五時まで表に出御になられる習わしであった。

 

〇聖上 天皇の別称。

 

●聖上が奧へ入御なるとき、午前の時でも午後の時でも皇后は奧の御座所にお出ましになり、お出迎え遊ばされた。皇后が聖上の御座所へお出になるときは、おつぎの間の、小屏風で囲まれた所に,御座布団があって、いつもそこにお出になるのであった。

 

〇天皇の政務の時間は皇后は囲まれた屏風の中に端座されていたといっています。昭憲皇后は読書をされていたのか、お好きなタバコを吸っていらっしゃったのかはわかりません。明治の時代には皇后も天皇の政務の時には謹んでいらっしゃったことがわかります。

 

◎阪神タイガース またしても貧打。3連戦負け越し。今日の試合でもピッチャーが1点に抑えていたのですから、チーム防御率はたいしたもんです。