前回投稿



前回の《四海》







中国映画《四海》を観ることが出来ました。

iQIYI爱奇艺海外市场という事とでしたので海外向けなのでしょうか。


もちろん中文、英文字幕です。

中国語ができないのはもちろん、中2レベルの英語では字幕も追いつかないし😅

 

画像も音声も粗めでしたが、観られるだけで私はテンションが上がりました。

找到感觉了✌️





刘昊然演じる『吴仁耀』⇨『阿耀』と呼ばれる若者の物語です。




監督の『韩寒』はマルチな活動をする人です。

作家・監督・ロードレーサー・コラムニスト等々

《四海》は4作目の監督作品です。





地方の海辺の街にすむ阿耀はバイクだけが友達という孤独な少年です。

母は1歳の頃に亡くなり父親は都会で仕事、阿耀は認知症の祖母の面倒を見ながら暮らしています。


物語は長く留守にしていた父親が帰ってきたところから始まるのですが、別の子に『息子よ❗️』と声をかけたり、ウルトラマンのフィギュアをお土産にして『俺は20歳だぜ』と言われたり。

そしてまた都会へ戻る父親です。




阿耀は思いを寄せる欢颂(刘浩存)とその兄(尹正)と知り合うことで仲間もできて…






バイクに乗るリウ・ハオランはカッコいい〜💕




ここら辺りは笑いがあるのですが…



ある出来事がきっかけで都市へと向かうことになる阿耀と欢颂…




実はこの《四海》前評判は上々で初日で2億の売上でそのまま上っていくかと思いきや口コミが…


そして伸びなくなっちゃって😨


その要因をポチポチとアプリ翻訳で読んでみると…


春節に悲しい映画を見たくなかった
尹正や沈腾の出番が少ない
ヒロイン役が不満…

(欢颂役の刘浩存は張芸謀の秘蔵っ子と言われていたのですが親のトラブルや本人の言動でここ最近悪いイメージが)
などなどなど…


春節映画は家族で大笑いしながら観る、というのはお国柄なのでしょうか。


たしかに鑑賞直後は楽しくない(苦笑)

心に重いものも残る…

でも、お正月なのに❗️とは思わないと思う

私はね😏


そこはやはり春节とかへの想いの違いかも


韩寒監督は夏に公開する予定だったと言っていたから、そこもやっぱり考えるとこだったのかしら。



加えて、
尹正や沈腾の出番が少ないと言われても😢

《穿过寒冬拥抱你》に友情出演した劉昊然の方が遥かに少ないです🤣


あ〜でも尹正の退場(笑)の仕方が…

それでも尹正も沈腾もしっかり存在感のある役だと思いました。




今まで私も色々と楽しいメイキングをしつこく上げて来ましたが、本編の後半はかなりシリアス…


頼っていった人は実は・・

バイクは警察に押収されお金がないと取り戻せない

彼女は思うような仕事が見つからない

阿耀が父を訪ねるとすでに再婚して子供もいる



阿耀は遊園地のバイクショーの仕事に付きますが



さらに危険なスタントの身代わりを引き受けます


 

   🏍                            🏍

 🏍                                        🏍

💥     🌊 🌊 🌊 🌊 🌊 🌊     🏍🏍



関連記事を色々と検索してみると、中国の戸籍問題や都市部で働く親に取り残される子供の問題、都会と地方との発展や経済の違いも描かれていたりしているようです。


後半は阿耀と欢颂の都市での苦労が続きます。




なので笑える映画を見るつもりでいると…




でも、そうなるとこれはもう『宣伝チーム』の失敗じゃないのかとも思います。
それとも悲劇を前面に出すと前売りや初日に影響すると思ったのでしょうか。


観ればわかってもらえると考えたのかも…と私が推測してもねぇ😗


現時点で売上は5.2億(元だから円だと88億?)
5億超えは充分ヒットではあるけれど少なくともその4倍は狙っていたはず😰




それでも刘昊然の演技はやはり素晴らしいです。


確かに韩寒が言ったとおり、あまり喜怒哀楽を表にださない阿耀を演じるのは難しかったと思います。

ほんとに刘昊然は眼で演じていますね。 




夏の日にこの作品を観て映画館を出る

海を思い浮かべ『頑張れ阿耀!』と空を見上げる

また違った評価になったような気がします。

実際、春節公開でなければよい映画だと思われただろうと言う評もありました。




阿耀はどんな少年ですか?ときかれて

『とても孤独』と答えるリウ・ハオラン






でも一生懸命に努力して生きている







希望你以后住的每一个酒店

都是含早的

あなたがこれから宿泊する全てのホテルで朝食サービスが受けられるようにと願っています。


⬆️これは最後の阿耀の独白です

本編の中盤のエピソードにも絡んでいるのですが、私の力では適切に説明できません






希望每一个努力去爱的“阿耀”未来一切都好。

ーー刘昊然<Liu Haoran>





日本語字幕付きで観たいです。

きっと、もっと深く心に響くと思います。





韩寒 説 :

 《四海》は若い阿耀の家族、友情、愛について語っていますが、最後まで同行する人は誰もいません。

リウ・ハオランは『阿耀はかなり孤独な若者』と言いました。彼の指摘は的確です。

この物語は人生の無常と不条理についてです。



悲しみが心に刻まれます。

でも、世界中にいるであろう阿耀に送る、韩寒からのメッセージであり、刘昊然の願いが込められている映画だと思います。






※※※

ブログの中の中国語訳や    

私が加工した画像や動画の文言   

加えて情報などには   

中国語ができない私の   

アプリを使っての翻訳や   

意訳もあります 。   

誤訳や迷訳があってもご容赦下さい。    


…だそうです。  

…みたいです。  

…かもしれません。  

以上が当ブログの三種の神器です。


Images borrowed from Weibo.