ところで、生気系と光輝系の2種類を比較体験すれば、生気系のクンダリーニがどの程度のものかがわかります。つまり生気系のクンダリーニ覚醒はヨーガのゴールではないのです。それは光輝系をサポートする役割を担っているに過ぎません。

 

結局のところウパニシャッドのゴールとは、この光輝系の第4ステージに他ならず、そこに至る手段としてヨーガの存在意義があるのです。故に私は、アランデール師の著書がクンダリーニについて最も信頼性の高い文献だと思います。


よく知りもせずクンダリーニが危険だとか言う方々は、何が何でも「クンダリーニ=危険」と決め付けたいのでしょうが、私はこの40年間、密教ヨーガと顕教ヨーガを併せて実践された方でおかしくなった人を一人も知りません。要はやり方次第ということです。

 

よくわからないで賛美するのも、またむやみに怖がらせるのも、共に間違っていると思います。要は、顕と密のバランスが大事なのです。