クンダリーニは、エネルギーの質的な違いから生気系と光輝系の2種類に分かれます。
生気系クンダリーニの覚醒を目指す密教ヨーガ(ハタ・ヨーガ、クンダリーニ・ヨーガ等)に対して、ラージャ・ヨーガやジニャーナ・ヨーガのような顕教ヨーガは、最初から「光輝状態の始まり」を目指します。

 

つまり密教ヨーガに依存することなく、直接究極を目指すわけですが、これはラーマナ・マハーリシやクリシュナムルティのような偉大な顕教系のグルがいる事が前提となります。ですので、彼らが没した今、密教ヨーガを活用して準備を整えるのはやむをえない事でしょう。


さてこれら2種類のクンダリーニは、それらが活動する領域と働き(性質)の相違からさらに4ステージに分類されます。これは私の知る限り、G・S・アランデール師だけが著述しています(「クンダリニー」)。

 

実際にこれら4ステージ全てを体験しますと、誰もがきっとクンダリーニの本質に驚愕するはずです。真のサマディとは何か、真我の到達する究極とはどのような境地なのかetc、光輝系のクンダリーニ覚醒を通して、ヨーガの真実を知ることになります。そしてヨーガスートラの説くサマディなど単なる準備段階に過ぎないと覚るはずです。