クンダリーニについて
巷間のヨーガ関係の書物では、チャクラと共にクンダリーニについての言及を多く見受けます。生命の根源的なエネルギーであるとか、尾てい骨辺りにとぐろを巻いている「蛇の火」だとか、さまざまな説明がされていますが、自らの深い体験をもとに、研究と研鑽を積み重ねた記述は稀だと思います。


クンダリーニについては、賛美系から警告系まで諸説様々でとてもわかり難いという声が多くあります。クンダリーニには、そもそも質的に、生気系と光輝系の2種類があるわけですから、当然、その顕れ方も一つではありませんし、またそれぞれが多様な側面を持っているのも事実です。

実際のところ、きちんと制御すれば何も問題はないのですが、誤った練習方法を続けた場合には、気功や禅等と同じく身心上の「偏差」になることもあります。


クンダリーニについて参考になる文献を2冊ご紹介したいと思います。
「魂の科学」スワミ・ヨーゲシヴァラナンダ著、

「クンダリニー」G・S・アランデール著


私見ですが、各書ともに一長一短があり、卓見だと思うところも沢山ありますが、同意できないところもあります。ただ本格的に研究されたい方には、多くの学びが得られることでしょう。