横浜市の中学校では、来月、定期試験(期末試験)が行われます。

中学3年生にとって、これが内申点を決める大切な試験であることに

間違いありません。

10月も下旬となりましたが、学校説明会や体験授業、学校見学など

各学校では、密にならない程度に実施されています。

そういった情報は、ホームページからが主流となりました。

なので、そういったところにアンテナを張っていないと、

気づいたときには遅かった、なんてことになりかねません。

昨年からのコロナ禍で、人数制限があるでしょうから、なおさらです。

本当に行きたい高校ならば、自分の目で確かめる必要があります。

コロナ前ならば、文化祭を見学して、楽しそうな高校生活をイメージできましたが

こういったご時世です。外部の人を入れない高校が増えました。

かといって口コミサイトで情報を得るのは、不確かなところがあります。

食べログのように、☆3.5以上の学校は良いところだ、なんてのは

ありませんからね。

そういえば、今年2月に受験をした生徒との面接練習で、希望する高校の

生徒が投稿したSNSを見て、雰囲気が良さそうだと話していた子も

いました。

これも時代なのかもしれませんが、私の考えとしては

「進学したい高校で3年間、何がしたいのか」を第一に考えて志望校を

選んで欲しいと思っています。

ここ数年、かなり内申点が良いのに、そこを受験するのびっくり

という生徒がおります。その子は高校でやりたいことが明確に決まっていて

進学先もその道に進みたいという意思の強い子でした。

晴れて合格して進学しましたが、今頃楽しくやっているでしょうか。

 

高校の進路を決める手がかりの一つに、模擬試験というのもあります。

当塾でも、受験生の多くが受検することをうたい文句にしている

模擬試験を利用しています。

このテスト結果を基に、志望校を決める子もおりますが

その判断は直前に行われる模擬試験でするのが良いと思います。

これから受検する受験生へ、テスト結果をどのように見るのか

お伝えしていきます。(あくまでも個人の考察です)

まず、志望校判定が安全圏だった場合

現状の勉強時間や勉強方法を変えずに努力し続ければ大丈夫です、

という見方をすると良いと思います。

次に、志望校判定が合格圏だった場合

ここからは安全圏までどれくらい足りなかったかを見ていきます。

そして、その点数がわかった後、間違えた問題で正答率の高い問題で

間違えていたところを復習して次に繋げると良いと思います。

そして、志望校判定が努力圏だった場合

まず、合格圏までどれだけ足りていないかを見ましょう。

その後、間違えた問題の中でケアレスミスをしたのが、どれくらいあったか

確認します。もし、その問題ができていたとして、結果が合格圏に達していたら

普段からの集中力や注意力を意識して、勉強に取り組む必要があります。

それでもまだ足りていない場合は、ティモンディの

「やればできる」

の精神で、机に向かえば良いのです。

試験日前日まで、寝ている時間以外は全て勉強に費やし、遊ぶことをやめ

食事と風呂の時間は極力短くし、勉強が苦手となった学年の復習から始めて

規則正しい生活を送っていけば、合格圏に達します。

え、無理ですかえー

あなたの思いはそんなものですかニヤリ

そうです。努力圏は、努力をすれば合格できるという判定です。

その後、努力するかしないかはあなた次第、といったところです。

そこであきらめたら、それ以上の結果は出ませんし、そこからどれだけ頑張れるのか

どうしたら志望校に行けるのか。

自分の得手不得手を分析し、目標到達までに、どこを覚えなおさなくてはならないか。

こうして頭を使って考え行動した人が、合格できるのです。

 

高校受験を通して子供たちは成長します。

ただし、この経験でどう成長するか。

「努力は必ず報われる」とポジティブに取り組めるのか。

「どうせ自分なんて・・・」とすぐに諦める癖がつくのか。

この経験は大きな分岐点にもなるのです。

だから、一人でも多くの人が、自分で自分を褒められるような結末になるよう

導けていければ良いなと、そんなことを思いながら

生徒と向き合っています。

 

ちょっと話がそれましたが、模擬試験のあとにやって欲しいこと。

それは結果だけを見るのではなく、間違えた問題の覚え直しと

自分の得意不得意を把握して、目標到達の努力をどこまですれば良いか知ることです。

例えば、合格ラインが300点ならば、どういうバランスで300点を取るかを

設定して、各教科ごとに勉強すればいいのです。

ありがちなのは、できる科目の勉強時間とできない科目の勉強時間の差が

かなり開いてしまうこと。それによって試験本番で問題なのは

できる科目で点が取れなかったときに、フォローができなくなり戦意喪失してしまうのです。

また、300点ならば300点取れる勉強をすれば良いのですから

400点を取る勉強をしなくてもいいのです。この点で、無計画な子は心が折れやすくなります。

「知ること」の大切さがおわかりいただけましたか。

この考え方は、勉強のできる子への考え方ではありません。

2月の勝者になるための考え方です。

そんな私が出演している「二月の勝者」は毎週土曜夜10時から放送中です。

すいません。出ていませんでしたイヒ