皆様、こんにちは

立春を迎えましたね。
暦の上では春になりました。
でも、実際は一年で一番寒い時期となります(^o^;)
先日のお稽古は、満寿棚(ますだな)でした。
これは武者小路千家のお棚になります。
武者小路千家十一代御家元 一指斎(いっしさい)の弟子であり、近江商人だった西川貞二郎の為に、一指斎が考案した棚です。
西川家は近江八幡の豪商で、暖簾印(のれんじるし)がマスの形(『日』の形 )だったので、その形
を中板に取り入れたデザイン。
西川って聞いて何を思い浮かべますか?
あの布団の『西川産業』も、この近江商人西川家の流れなのです!
近江商人とは、ご存知の方も多いと思いますが、近江・・・滋賀県出身の商人のこと。
滋賀県は、真ん中に琵琶湖を擁し、安土桃山・戦国時代などでは一番脚光を浴びていた時代の最先端の地だった所。
信長の安土城、秀吉の長浜城、石田三成の佐和山城などなど、数えあげればきりがありません。
そんな地だから商業もとても活発で、近江商人は莫大な富を蓄えていったのです。
それは今でも続いていて、近江出身の企業は、大丸、高島屋、西武グループ、伊藤忠商事、丸紅、住友財閥、日商岩井、ヤンマー、日清紡、東レ、ワコールなどなど、きりがない位!
この企業名を聞いただけでも、その凄さが分かるかと思います

御家元が豪商のお弟子の為にお棚をデザインした位ですからね~。
この満寿棚(ますだな)は、枡にちなんで、節分のある2月に使うことが多いですが、新年をお祝いする1月に使うこともあります。
ニッキが効いていて美味しい

お干菓子は、豆政の『夷川(えびすがわ)五色豆』。
京都の銘菓です。
写真を撮り損ねたので、豆政さんのHPから拝借させていたただきました~

シンプルだけど癖になる美味しさです

2/3の節分では、豆まきや恵方巻を召し上がって、厄を払われたことと思います

巷ではインフルエンザが猛威を奮ってるようです。
寒さに負けずにご自愛なさってくださいませ

