仕事で人と話をする場合、自分だけ話を
して、相手に話させないというようでは、
相手と打ち解けて、相手の本音を聴きだす
ことはできません。

相手の話をしっかり聴いて、それに
質問していくことで本当に理解して
いるという信頼感を相手に持って
もらう必要があります。

しかし、同じ質問をするにしても
相手を否定するような気持ちで
質問したり、相手と対決的な
気持ちで質問すると、相手は
嫌な感情になり、信頼感が
逆に薄れてしまいます。


あくまで相手と信頼関係を持って、
本音の話を聴きだしたい
というなら、謙虚な質問をすることです。

先ず、あなたが謙虚な気持ちになると
いうことです。

自分を主張しようとか、相手に偏見や
先入観を持たないで、真っ白な気持ちで
質問することです。

相手の話をきちんと聴きたいという
気持ちでいることが大事です。

ただし、気持ちが謙虚でない状況の
場合、無理に謙虚を装って聞いても
それは相手が察知してしまうでしょう。

聴き方が上手でなくても
謙虚な気持ちは相手に
通じるものです。

あなたが謙虚な気持ちでいると、
相手はあなたを信頼して、
本音の話をしようと
思うでしょう。
旧来のリーダーは部下に方針を示し、
指示して成果をだすことが主な
役割でした。

部下がその力を最大限に発揮しやすい
ように支援するということより、
進捗を管理し、部下の努力が当たり前の
ようにしていることが普通でした。


しかし、グローバル化の時代になって、
チームで成果を出さねばならなくなって、
リーダーの役割を大きく変えねば
ならなくなっています。


上司の指示で動くというのではなく、
チームで方針作りに参画し、

チームで分担を決めてそれぞれの
メンバーがチームのために貢献し、
チーム力を最大化することで
仕事を進める必要がでてきています。


その場合、リーダーはチームの力を
最大限に発揮させるためのあらゆる
支援を行うことが必要になっています。

自己の能力の範囲内で支援するという
のではなく、足りなければあらゆる
人の参加を得てチームが円滑に
仕事ができるように支援することです。


方針作りにあたってはチームの参加を得て、
メンバーの納得のいく、メンバーの
やる気を起こせるやり方が必要です。

さらに、リーダーは社内社外の
協力や参加
を得るための働きや、
必要に応じて顧客の協力も得て、
方針を作るための働きも
必要になることがあります。

社内においても上下関係などの
壁を外して協力、参加を得ることも
あり得ます。

そのためには個人との折衝もあれば、
社内の階層を通しての説得という
こともあるでしょう。

リーダーはあるときは、支援者、
ある時は仕事の牽引役、
またあるときはまとめ役という
ように自由に対応することが
必要です。
職場の方針を考える場合、ある問題があったと
して、それに直結した対策を考えるだけ、
また短期的影響だけを考えるやり方では
長期の効果的な方針としては不十分です。

単独の問題について、複雑な要因を
考えて、システム分析のような手法を
用いても、長期の複合的な方針は
決定できないでしょう。

ある問題は別な問題と複雑
に関連
し合っているもので、それらを
総合的に考慮しなければ最適な方針には
ならないものです。

たとえば、製品開発、人の育成、高品質の
確立ということのについて、時間的要素も含めた
全ての過程が相互に影響し合うものです。

単独で最適に決められるものではないと
いうことです。


そのため、方針を決めるにあたっては、
様々な施策を総合的に取扱い
相互の影響を考慮して、
ある施策の効果は短期的なものと
長期的なものがあることを考慮しないと
最適に決めることはできないということです。

相互の影響については、ある施策の
他のある施策への影響と、別な施策への
影響が異なっていることもあります。

一つの職場の方針を決めるについては
その職場および関連する他の職場の
方針のすべてが影響する可能性が
あるということになります。

ある施策の効果が短期的なものと
長期的なものとが大きく違うということも
あり、その場合には、時間的に変化を
キャッチして方針を見直さなければ
ならないことになります。


そうすると、方針を決めるに当たっては、
その効果を短期、長期に正確に予測
することは極めて困難だということになります。

そこで、方針は実施してからも
常時監視して、見直さなければならないと
いうことになります。

方針を見直し、修正するには、相当な
情報量を収集して、チームの力を
持って決めていかないと適切なものには
ならないということです。