気候の変動が激しいと、体調が乱れ、めまいやふらつき、頭痛、動悸、耳鳴りなどの症状が起きやすくなります。自律神経失調症ともいわれる状態です。

 

このような時に良く使用されるのが苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)です。

 

苓桂朮甘湯は、漢方医学で言う「気」「水」の巡りを改善する漢方薬です。

 

※気とは、内臓(生殖器系も含む)の機能・自律神経の働きや体のエネルギーのことを指し、ストレスによって乱れやすくなります。気の不足により、疲れやだるさ、抵抗力の低下が起こります。気の乱れは自律神経、血液循環、水分代謝などの調子を崩します。

※水とは、体の潤いや栄養を指します。水が不足した状態では体の乾燥・ほてり・ホルモン分泌不良などが起き、逆に水の流れが悪く余った状態になると、むくみ・分泌液(鼻水・痰など)・めまい・頭痛・冷え・倦怠感などが起きます。

 

 

ストレスや天候の変動などによって、気の巡り、水の巡りが悪くなって起こる、めまい、ふらつき、動悸、頭痛、耳鳴り、のぼせなどに、苓桂朮甘湯は効果があります。

 

ただ、めまいやふらつきの症状とともに、吐き気も酷い時には、半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)、沢瀉湯(たくしゃとう)などを服用する方が良いでしょう。

 

苓桂朮甘湯

効能効果-体力中等度以下で、めまい、ふらつきがあり、ときにのぼせや動悸があるものの次の諸症:立ちくらみ、めまい、頭痛、耳鳴り、動悸、息切れ、神経症、神経過敏