9月のお彼岸を過ぎてから、気候が変わり、大分過ごしやすくなってきましたが、
そのころから体のだるさや胃腸の不調などを感じる人が多くなりました。

夏の暑さ疲れで、秋バテとも言われ、その原因・要因は、7月から続いていた暑さによる体の消耗、冷たい物の摂り過ぎ、熱帯夜やオリンピックの鑑賞などによる睡眠不足などによるものと思われます。

秋バテに良い漢方薬を症状別にご紹介します。

○体がだるい、眠気が強い
・食後に眠くなる
 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)-体の気(エネルギー)を補います。

・貧血も伴う
 十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)-体の気(エネルギー)と血(血液・栄養)を補います。

・眠りが浅い、夢が多い
 帰脾湯(きひとう)-体の気(エネルギー)と血(血液・栄養)を補います。

・口の乾き、肌の乾燥
 麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)-体の気(エネルギー)・津液(潤い)を補います。

○食欲不振・体がだるい
 香砂六君子湯(こうしゃりっくんしとう・健胃顆粒)-胃腸の働きを整え、体の気を補います。
 藿香正気散(かっこうしょうきさん・勝湿顆粒)-胃腸の働きを整え、水分代謝を改善します。(下痢・軟便)

○めまい・頭痛
 半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)-体の水分代謝を改善して、めまいや頭痛・吐き気などを改善します。


 苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)-体の水分代謝を改善して、めまい、立ちくらみ、動悸を改善します。

日常生活では、冷たい物を控える・食事は時間をかけて、良く噛んで食べる・睡眠をしっかりとる・お風呂に入って温まる、などが大切です。

ご不明な点がありましたら、ご連絡ください。
体調をしっかりと整え、秋・冬に備えましょう。

 

                         明正薬局

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