首肩のコリ、張り、頭痛

 

猛暑によって、冷房は必須となっていますが、その冷房によって、首や肩が冷えて、こり、張り、痛みが強くなっている人が多いです。


ツボを刺激したり、漢方薬を服用して改善しましょう。

 

代表的なツボ
 以下のツボを指圧したり、マグレインやパッチタン、ピップアレキバンなどを貼ると良いです。


○肩井-肩こりのツボとして定番です。ツボの位置は、首の骨の根元と肩先を結んだ線の中間あたりです。


○天柱 ○風池
天柱と風池は、どちらも首の後ろ側のツボで、天柱は首の中心線と髪の毛の生え際から、親指の幅2本分ほど左右外側にずれたあたりで、風池は親指の幅4本分ほど左右外側にずれたあたりです。

 

代表的な漢方薬

主に、冷えて固くなっている首筋や肩の筋肉をほぐす処方で、どの漢方薬もお湯で服用すると良いです。

○桂枝加葛根湯(けいしかかっこんとう)

 桂枝湯に葛根を加えた漢方薬です。これに麻黄が加わると葛根湯という処方になります。葛根湯は寒気の強いカゼや肩こりによい漢方薬ですが、夏の暑さで汗をかいている状態や、胃の調子が良くないときには不向きで、その代わりに桂枝加葛根湯が使用できます。

 

○人参当芍散(にんじんとうしゃくさん)

 冷えによる不調やむくみによい漢方薬です。体全体の調子を整えます。

 

○川芎茶調散(せんきゅうちゃしょうさん)

 冷えや生理不順による頭痛によく使用されます。生理不順で頭痛が起こりやすい人が冷房で肩こり、首のこり、頭痛などが起きたときに使用します。

 

○当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)

 冷房で、手足や腹部が冷えやすい、腹部や腰が冷えて痛むような人の頭痛、首肩のこり痛みに使用します。冬にしもやけができやすい人にも適しています。