私は、赤ちゃんがすぐにでも欲しいと、しきりに願っていたあの頃。
母親の私の想いを受けてか、
妹への姉なりの想いだったのか…
三年生の長女もまた、凄く赤ちゃんを望んでいた。
その理由に
「次女をお姉ちゃんにしてあげたい…。」
そう、言っていた。
「お姉ちゃんにしてあげたかった。」
と。
そして、芽依と同じ名前を付けたいとよく話していた。
「同じ名前って、付けちゃいけないの?」
って。
同じ名前を、お母さんも付けたいけど…それじゃ、芽依ちゃんが可哀想だよね。
と話すと、
「だったら、芽依の名前の字をどれか一文字取ってつけたいな。」
そう、言っていた。
芽依が入院中、いつもいつも病院へ次女のおもり役として付いて来てくれた長女。
病院まで、来てるのに…
すぐそばまで来てるのに…
なのに、扉一枚向こうにいる妹には会えない。
何度か、NICUのドア越しに、部屋の一番端の、遠く離れた保育器の中の芽依を一目見たくては、覗いてたっけ。
小さすぎて、とても見えない妹。
それでも、GCUに移ったら、窓越しに芽依に会えるって、楽しみにしていたのにね。
退院したら、毎日一緒だからって、我慢していたよね。
それも、全部叶わなかった。
どれだけ、妹に会いたかっただろう…。
長女が…ずっと会いたかった妹に…芽依に会えたのは…
芽依が、もう亡くなってしまった後だった。
もう、何の管も、点滴も繋がってない。
酸素のマスクもしていない。
きれいな姿だった。
紫色になってしまった、妹を見て…
「…可愛い
」と、言った。
普通なら、怖いって感じてもおかしくない死んだ妹を見て、
「可愛い…小さいね
」と言った長女の、あの時のあの言葉と、笑顔が忘れられない。
…やっと、会えた。
ずっと会いたかった妹に、ようやく会えたんだもんね。
嬉しかったよね…。
お母さんも
そう言ってくれて
嬉しかったよ。
長女は、今でもたまに言う。
「私、生きてる芽依ちゃんに会いたかったな~。
すごく、パッチリしてて、可愛い目だったんでしょ。
芽依ちゃんが、目を開いてるとこ、私も一度でいいから見たかったなぁ~。」
って。
そうだよね。
眠った顔しか、見てないんだもんね。
昨日、ふと芽依の写真の前に
芽依宛ての小さな小さな、ベビーブックの付録に付いていたハガキが、置いてあった。
「めいな さま」
って、お手紙を書いたらしい。
こんな風に、お姉ちゃんは、芽依の仏壇を芽依だと思って、一緒に大切にしてくれる。
お線香を家族分、あげてくれる。
お供えのご飯や、お水を取り替えてくれる。
私が…
そして旦那さんが…
芽依を大切にする姿を子供たちが見ていてくれる。
その気持ちを引き継いでくれたら、嬉しい。
私と同じように、
長女は長女なりに妹を想っている。
芽依ちゃんのお姉ちゃんたちは、優しいお姉ちゃんに育って行ってくれてるよ。
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