その6日後…生後3週間目。
芽依のカンガルーケアが、ついに
実現した。

この時の芽依は、850gram。
出生体重にもあと少しで手が届きそう。
母乳を吐いてしまう症状も治まって、体調も安定していて、
思っていたよりも、うんと早くこの胸に抱ける日が来た。
初めて、保育器の外に出す芽依を見る…。
その頃
外はすでに猛暑で、
私も来るまでに汗をかいてしまっていたので、ちゃんと除菌用の洗浄綿を持参していた。
拭いてもいいか、看護士さんに聞いてみたけれど、拭かなくて大丈夫との事だった。
芽依を保育器から、出すのは
とても大変そうだった。
身体と繋がった管がたくさん付いたまま、それらが外れないように、慎重に取り出す。
鼻には酸素のマスクが付いているけれど、更に酸素が出る管を顔のそばに近づけた。
カンガルーケア用の、リクライニングソファーは寝心地が良かった。
看護婦さんが、芽依を私の胸の上に乗せてくれた。
…軽ッ!!
そして、見えない!!
芽依の顔が見えない!
頑張って下を向くんだけど、顎の肉が邪魔してて、これ以上、首が下に向けない。それに加えて、芽依があまりにも小さすぎて…
肝心な芽依の顔が見えなかった(笑)
しかも、管が短いので余裕がなく、ピーンと張っていて…
微動だに出来ない。
私は、芽依の軽さを胸の上で感じただけで、他は何の感情も味わう事が
出来なかった。
途中で、呼吸を止めちゃったら、モニター見てるんで、すぐに来ますから大丈夫ですよ!
と看護婦さんは言ってくれたけど…
もう、いつ呼吸をサボるのか心配だし、不安だし、動けないし、見えないし…
そうゆう時に限って、ももの裏の方が痒くなっちゃって。
掻きたいけど、動けないしで…必死に気を紛らわせたりして。
芽依が、可愛いな~とか、ゆったりした気持ちにもなれずに、緊張したまま、あっというまに、大事な一時間が終わってしまった。
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