「言えないみなこ」(by ナノさん)な私も
傾聴の学びを重ねながら
自分の気持ちを伝えることの大切さを学び
毎日の生活の中でそれを意識することで
以前に比べたら
その時思ったことや
ずっと考えていたこと
面白おかしい事だけじゃなくて
時には反対の立場からの意見だって
少しずつ言えるようになってきてるって
自分でも思う。
でも それでも
私にとってのハードルは
やっぱりあって
それは、、、長男。
どこに住んでいるのか
どんな仕事をしているのか
元気でいるのか
幸せなのか
全然分からない、長男。
もういい歳の大人なんだからさ、
何があったか知らないけど
自分の居場所ぐらい伝えなよ!
約束は違えないのが当たり前じゃん!
こっちが呼びかけたら返信ぐらいしろよ!
そんな私の思いの奥には
「愛してる」があることを
私は分かってる
だからね だからこそ
愛を伝えて
傷つくのが怖かった
今でも、怖い。
それはあの子の言葉で傷ついた経験があるからで
でも
17歳だったあの子に
「もう十分生きたから」と言わせた私の子育ては
あの子を傷つけたんだと
だから
私自身が傷ついてもそれは
受け入れなきゃいけないものだという思いも
確実にあった。
だけどさ、傷ついてばっかりじゃ
私自身も苦しいだけじゃん、
だから
これがあの子の自己決定だから とか
何かあれば警察からでも連絡があるだろう とか
そう思うことで
本音を伝えることから
逃げてたって思う。
私だって
四六時中彼のことを考えてるわけじゃない
毎日の仕事
大学院の課題
家の中のあれやこれや etc
毎日いろんなことがあるし
楽しいことだっていっぱいあるしね
それでも
自分の気持ちを話す機会があれば
やっぱり選ぶのは長男のことで
それはどの入り口から入っても
やっぱり長男の話に行き着くわけで、、、
私、長男に
伝えることに決めました。
25年間のあの子との歴史の中で
私が握っているのは
辛かった思い出ばかりじゃない
「お母さんすごいと思う」と言ってくれたこと
一緒にお酒を飲んであれこれ語り合ったこと
一緒に旅行にだって行ってくれたこと
母さん、あなたがいてくれて
本当に良かったって思ってるもん
だからさ、伝えたよ。
「会いたいよ」
って。
会いたい
それが、素直な私の気持ちだ。
会いたい会いたい会いたい会いたい
会いたい会いたい会いたい会いたい
伝えた今でも
何度も何度も繰り返し思う。
あの子がこの言葉を
どう捉えてどう感じたのか
それは私には全然分からない。
伝えたからって
私がすっきりしたわけでも、全然ない。
(返事がないからね)
でもね 私
「伝える」って決めた自分との約束を
ちゃんと果たしたこと
よくやった!って胸を張って言える。
昨日ね、ナノさんやちえちゃんや佳代ちゃんに
「みなちゃんが会いたいって思ってたら
きっとそれは伝わるよ」って
「プレゼンスって、そうじゃん」って
そう言ってもらって
うんうん、思って
涙がいっぱい溢れた。
私、あの子を愛してる
それは絶対に変わらない。
あの子を思って描いた絵本の1ページ
私、ちゃんと描いてた
あなたを愛してる。