金曜日の卒業式には、6年生担任じゃない私は出席しなかったので

 
いつものように授業をして
いつものように子どもたちを見送って
あとは職員室で黙々と書類仕事をするはずだった、のだけれど。
 
あーあ。
 
そうはいかなかったなぁ。。
 
 
 
 
男の子が一人
スクールバスを見送った後の私に向かって
まっすぐ歩いてきて
私の横に並んでね
 
「卒業した」
 
そう伝えてくれました。
 
私さ、もう胸がいっぱいになっちゃって
「おめでとう!ほんとにおめでとう!よくがんばった!!!」って言いながら
彼の頭をわしゃわしゃって、、いっぱいわしゃわしゃしちゃったよ!
 
 
前任校で6年生として送り出したその子は
私が教員1年目で初めて担任した子
私と同じタイミングで勤務校の中学部に入学し
今、私の横で胸を張って卒業を伝えてくれている…
 
いっぱい思いがこみ上げてきちゃったな
 
 
お母さんともハグして、お互いに号泣し
お父さんには、
「小学と中学の両方の卒業を見てくれたのは先生だけです」って言っていただいて
さらに号泣
 
卒業式にも出てないのに、こんなに泣くとはね…( ;∀;)
 
 
 
 
 
一介の教員である私が子ども達に直接関われる時間は、そう多くはない
4月から始まって3月までの、たった1年間の担任は
その子の人生というスパンから見たらほんの一部だ
 
その中で私ができることって、、、本当にわずかだね
 
それでも
一緒に笑って一緒に泣いたあの時間は
あの時感じた思いとともに 私の中に今でもちゃんとある
 
右も左も分からなかった私が 今こうして教員でいられるのは
あなたと過ごしたあの時間があったからだよ
 
せんせ、って呼ぶその声も
へへへ、って笑うその顔も
 
私さ、絶対忘れない。
 
 
 
 
 
まっすぐでいたい、といつも思う
 
子どもたちに対しても 自分自身に対しても
まっすぐ、ウソのない心でいたい
 
だからさ、ちゃんと言葉にして伝えるんだ
 
大好きだよ、って。
 
 
 
 
 
 
ずっとずっと大好きだよ!
 
卒業おめでとう!