私の心の中には いくつもの
感情やら事柄やらが収まっている箱があって
その中に
「長男」と名前のついた箱があります
その中には
あの子と過ごした時間
その時に見た景色
繋いだ手の小ささ
柔らかい髪の毛の感触
味わった様々な感情
あの子との全てが入っている
私が記憶している限りの
あの子との全てが。
その中には
さらに小さい箱があって
それは 愛 という名前のフタがついている
私がそう決めてフタをした、箱。
その時のブログ
https://ameblo.jp/meinaiziminako/entry-12435829539.html?frm=theme
今、長男は一人暮らしをしています
あの子は
自分の居場所を
私にも 家族の誰にも伝えることなく
どこかで暮らしている
ま、今までだって
そんなもんだったよ
めったに会わないし
LINE送っても既読もつかないし
メッセージ送っても返信ないし
そんなんがフツーの関係。
だからさ、
あの子が私に何も言わなくても
特段不思議じゃないし
にいちゃん一人暮らし始めたよって
次男に聞いた時も
心がざわつくとかそういうの
全然なかったんだよね
あー、そっか。ってな感じ。
… … … … …
私にとって、愛 ってなんだろう
大切な人を思い浮かべながら
私にとっての愛に思いを馳せる
許すこと
許さないこと
伝えること
伝えないこと
抱きしめること
手放すこと
感謝すること …
いっぱいの愛が思い浮かんで
そのうち
思いは長男へと移ろい
出てきた言葉は
寂しいと感じること
悲しいと感じること
だった。
えっ、、、、
寂しいの？ 悲しいの？
あぁ、、、
私は寂しいし、悲しいよ
あそこに行けばあの子に会える、と思ってた
以前暮らしてたあの家には
もうあの子はいなくて
あの子のベッドもクローゼットも
もうすっかり綺麗になってしまっていて
あの子は、、、、もうあそこにはいないんだね
そう思った時に
フタをした箱の存在を感じたんだ
そしたらね それは
上も下も周りも
全部愛で覆われていて
そして その箱のフタは
いつの間にか開いていて
寂しい と 悲しい が
優しく優しく
中に収まっていた
私、今 堂々と言える
寂しいも悲しいも
私の中の大切な愛。
ごまかさなくてもいいんだ
寂しいも、愛。
悲しいも、愛。
全部全部、愛。
私には見える
一生懸命頑張っている長男が
前を向いて歩いている長男が
私にはちゃんと見えている。
そしてそれは
私の心を映す鏡だ。
私も、前を向いて生きてるよ。
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