ピアニストになる為の道や経験、

単純にピアノの事などを

時系列関係なく 脈絡もなく、

思いたった時に更新する、

シリーズ『森本麻衣のピアニスト道』




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ピアニスト道96

「ピカルディ終止とはなんぞやもぐもぐ




皆さん、

ピカルディ終止をご存知?



特徴的な言葉だから

一度聞いたら覚えてしまう

【ピカルディ終止】



知らなくても

ピカルディの何かが終わって

止まるのだろなぁ…

…そんなイメージは持てますねねーねー




最近

たまたまですが

バッハのレッスンをする事が多く


「うーん、その折角のピカルディ終止、

うーん、音の方向が違う…これとこれの違い聴いて聴いて、どう?どんなイメージ?」

と言っていた私。





…はっキョロキョロ


待てよ待てよ。





もちろん、芸高生は音楽理論を

勉強してるからピカルディ終止の

ことは勉強しているけれど、


世の中には

バッハを弾いていてもピカルディ終止を

知らない方は多いのでは!?


と思い、今、

ブログ書いてますグラサン






ピカルディ終止とは

簡単に言うと



バッハの作品でよく見られる


短調の曲なのに

最後の音だけ長調

(正確には長三和音)

の和音で終わる



ことを指します。



例えば


下矢印平均律クラヴィーア曲集第1巻2番

ハ短調(c-moll) フーガ




このc-mollはよく弾かれるので

ご存知の方も多いと思います。


完全なるc-mollで始まり、

色々と発展しながら、

さぁ最後おわるよ炎c-mollでね、

と思いきや、


最後の和音は

ドドソドミ左矢印ナチュラル!!


もしc-mollで終わるのなら

ドドソドミ左矢印フラット

です。



これが、ピカルディ終止グッ



一度聴くと、沢山の曲で

ピカルディ終止されている事に

気付くはず。




では、

何故ピカルディ終止にするの?

と思うのも当然。



諸説あるようですが、

当時、短調で終わると終わった感じがしないという感覚があったこと、

そして、ピカルディ終止の方が人々に受け入れられてその時代に流行していたこと、

短調の曲であっても最後は明るい響き(やはり明るい未来をイメージできるような)がベター、

というところだそう。



バッハの曲を弾く、聴く際には

ぜひチェックしてみて下さい星








……





ピカルディ、ピカルディと

言いすぎて…

ピカルディが夢にてできそう…もぐもぐもぐもぐ



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16ピカルディゲラゲラ