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ピアニスト道89
「バッハの声部、
弾きわけ練習法」
バッハは音楽の父と言われるほど
その後の音楽家に
多大な影響を与えた偉大な作曲家
バッハのピアノソロ曲だと
(当時はチェンバロで弾いていた)
インベンション
シンフォニア
平均律 一巻 二巻
フランス組曲
イギリス組曲
etc
などが一般的に有名ですね
バッハを勉強する上で
一番のポイントとなるのが
声部
そう、
ソプラノ
アルト
テノール
バス
などです。
それぞれが交互に
時に同時進行でメロディを織り成し
更に
対旋律なども加わり
細かい設計図のような計算されつくした
作品ばかり
二声ならまだしも
右手と左手しかないのに
横に横に進む旋律を
五声の曲なんて弾けるのか
バッハ様はやはり天才
ちゃんと勉強すれば弾けるのです
指の使い分けは
右3.4.5あたり→ソプラノ
右2.3.4あたり→メゾソプラノ
右1.2左1.2あたり→アルト
左2.3.4あたり→テノール
左3.4.5あたり→バス
と、こんな感じに分かれます。
弾いている時は
まさに
頭の中を5こに分ける感じ
しかし、
やはりそれぞれの声部を同時に
頭で耳で聴くのは
かなり高度なこと
(一度に10人聞けたという聖徳太子レベル)
ですので
同時に何声部を聴く、
練習法をご紹介します
とりあえず簡単な三声で
【シンフォニア1番】
赤ソプラノ
黄アルト
青バス
1
アルトだけ歌いながら
普通に全声部を両手で弾く
2
ソプラノだけ歌いながら
普通に全声部を両手で弾く
3
バスだけ歌いながら
普通に全声部を両手で弾く
2と3は
そんなに難しくないですが
1は
いつのまにかソプラノを歌っていませんか?
想像以上に難しいです、この練習
そんなのできるよー
と思ったアナタ。
騙されたと思ってやってみて下さい。
どこかでミスしますよ
この練習をすると
普段どれだけ自分が
ソプラノばっかり聴いているか
自覚できます。
バッハだけでなく他の曲でも
内声にメロディが出てきた時とかに
この練習はかなり、効果的。
今回は簡単なシンフォニアですが
平均律などの四声でも
この練習を応用して、
やってみてください