ずっと前から楽しみにしていた
シプリアン・カツァリス の
コンサート
やっぱりレッスンが押して
18:30ギリギリでしたが…
何が何でも
最初から聴くため
駆け足で向かいました
鍵盤の魔術師 カツァリス
彼の演奏スタイルは、
「鍵盤を弾いている」
という域は超えていて
「ピアノと共に音楽を愛する」
という感じ。
サン=サーンスの動物の謝肉祭では
猛烈なテクニックも披露しているのだけど
どんなテクニックもサラッとこなしてしまい
音楽の中に溶け込ませるのは
やはり、魔術師。
「すごい」です。
今回はかぶり席希望で、
(普段はかぶり席では聴かないけど、カツァリスの音楽の秘密を探りたくて)
ようやく見つけた4列目の席を購入していました
4列目なのでかなり近く、
音はピアノからの生音ですが、
(⬆︎空間に飛んだ音を聴くのではなく
フェルトが弦を叩いて直接出た音という意)
遠くからは見えない表情や息遣い、
曲、曲間の切り替わり、集中など、
色々と研究できました
私がミュンヘンで師事していた
ゲルハルト・オピッツ氏は
正統派ドイツ音楽の代名詞のような存在
カツァリスは
まさにフランス音楽の代名詞のような存在
ユーモアがあって
音に独特の香りがあり
タッチもこの二人で
大きく違います
だからこそ
学ぶことがたくさんあって
どちらも魅力的で
どちらも超一流の演奏家
今回は
カツァリス氏 に 直に、
「私もピアニストなの、
今度私の演奏を聴いてほしい
(レッスン)」と伝えました
この後、大使と会う約束があって急いでいらっしゃったからその程度しか話せなかったけど、新たなチャンスになるといいな
というか、
自分の人生は自分で作るものだから、
もしやりたい事とか
叶えたいことがあるのなら
恐れず 自分から手を挙げ
実現させるように行動するのみ。